「これやって」だけでは伝わらない|部下さんが納得して動く指示の出し方

2026年8月30日 2026年8月31日 いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

「これやって。お願いします」

仕事上のコミュニケーションで、このフレーズはしょっちゅう使います。私がお願いすることもあれば、上司から依頼されることも。

でも、指示を受けた側がすぐに動けるかどうかは、実は別のところで決まるのですよね。

最近の経験で、あらためて気づいたことがありました。具体例を踏まえて解説します。

「これやって」だけの指示が、部下さんを止めてしまう理由

日常業務の中でしばしば起こることならいいのですが、かなり突然の、そして新たな変化を強いられる類の「これやって」指令。実は最近そんな経験をしました。正直、言われたとき、まずその事象を受け止められませんでした。

なぜ今なのか。どうして私たちの部署なのか。頭の中はハテナだらけ。

前向きに取り組もうという気持ちには、到底なれません。

「わからない」ということが、いちばん人を止めてしまう。

自分が受け手になって初めて、身をもって知りました。上司という立場の際には、つい、見落としがちだったことに反省です。

背景を確認して伝えてくれた上司の一言で、気持ちが変わった

その上司との間には、もう一人、直属の上司がいて、いかにも「困っています」という顔をしていたであろう私に、助け船を出してくれました。

「なぜこのような急遽の事態になっているのか、背景状況を確認してみるね」

その後ほどなくして、詳しく教えてくれたのです。

理由を聞いたら、どうにも仕方ない状況があるようでした。

だったら、自分ができることを頑張ってやるしかない。

当初はネガティブ感満載でしたし、今でも決して「オールオッケーです」というわけではありません。
でも、なんとか前向きに取り組もうという気持ちになってきました。

変わったのは、指示の内容ではなく、背景を知ったかどうか。たったそれだけなのです。

部下さんに指示を出すとき、上司が伝えたい3つのこと

いつものルーティンではなく、特に新しいことや、変化を強いることを指示するとき。

もちろん、全部の背景情報を伝えられないこともあるかもしれません。でも、できる限り誠実に説明するのが、上司の努めなのですよね。

伝えたいことは、この3つ。

1つめは「なぜ今、これが必要なのか」という理由。

2つめは「わかっている範囲では、こういう事情がある」という現時点の情報。

3つめは「ここから先は、私も確認中です」という正直な線引き。

ここまで伝えて、ようやく部下さんは自分の足で動き出せる。

トップダウンで指示する上司と、詳細を確認して伝えてくれる上司。今回真逆な二人に挟まれて、あらためて気づかせてもらいました。

最後にひとこと

余談ですが、こうして「ツテを持っていて、情報をキャッチアップできる」という人間関係づくりも大切です。

いかにネットワークを持っているか。それもやはり、上司の力量のひとつ。

背景を語れる上司でいるために、まずは自分が背景を知りにいく。
コミュニケーションの仕方だけでなく、こうした振る舞いも欠かさないようにしたいです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。 40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。 → 詳しいプロフィールはこちらメルマガ登録はこちら