部下さんへの叱り方に悩む上司へ 感情をぶつけないための具体策3つ

2026年8月28日 2026年8月29日 いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

言い終わったあとに「あ、いまのは怒ってしまった」と気づくこと、ありませんか。

部下さんに強めの言葉を伝えたあと、なんとも言えない後味の悪さが残る…私も、何度も経験してきました。

「叱る」と「怒る」は、別物。頭ではわかっているつもりでも、その場では自分でも見分けがつかないもの。

この記事では、自分が今どちらをしたのかを見分ける方法と、感情に飲まれないための具体策3つをお伝えします。

「叱る」と「怒る」は矢印の向きが真逆

怒るとは、自分の感情を、ぶつけること。

叱るとは、相手の成長を、願うこと。

同じ強い言葉を使っていても、矢印の向きが真逆なのです。
そして部下さんは、この違いを驚くほど敏感に察知します。

「これは私のため」なのか「この人の機嫌のため」なのか。

言葉の中身よりも先に、矢印の向きの方を受け取ってしまうのです。

怒りをぶつけられた記憶だけでは、人は育たない。残るのは、萎縮だけ。
次に同じ場面が来たとき、部下さんが思い出すのは指導の中身ではなく、あのときの怖さの方なのです。

では、どうやって見分けるのか。

言ったあとに、すっきりしたかどうか。

すっきりしたなら、それは怒った側の都合に他なりません。

叱ったあとは、たいてい、すっきりなんてしないから。
むしろ「あの伝え方でよかったのかな」と、モヤモヤが残るくらいがちょうどいいです。

厄介なのは、言った本人に自覚がないこと

こちらは「指導した」つもり。

けれど相手には「怒られた」だけが残る。

このズレは、その場では分からないことも多いのが厄介なところ。
その場で部下さんが「わかりました」と頷いてくれると、伝わったのだと安心してしまうのです。

気づくのは、ずいぶんあとになってからで、部下さんが、だんだん相談に来なくなったとき。

報告が遅くなったり、雑談が減ったり。相談が事後報告に変わったり。

そっか。私、あのとき怒ってしまっていたんだ…と。

一度削れてしまった信頼を取り戻すには、とても時間がかかります。
自覚がないまま積み重なっていくからこそ、厄介でなりません。

感情をぶつけないための具体策3つ「10秒待つ・事実だけ・声を下げる」

では、どうしたら良いでしょうか?

伝えるのは、感情がおさまってから。熱くなりそうだと感じたら、まず10秒。心の中で数えるだけで構いません。

その10秒で、伝える中身を絞り込みます。そして、

・「事実」と「してほしいこと」だけを伝える
・人格には、触れない
・声の大きさを、ひとつ下げる

…たったこれだけ、です。

「なんでできないの」は人格への言及だけれど、「この資料、期日が過ぎています。次回は前日までに提出してほしい」なら、事実と要望だけ。

受け取る側の負担が、まるで違ってきます。

そして声のトーンをひとつ下げると、不思議と自分の感情も一緒に落ち着いてくれるから、ぜひやってみてください。

最後にひとこと

叱れる上司は、こわい人ではなく、部下さんの側に立てる人。

私も、できていないことがまだまだなのですが、怒るでなく叱る。これからも心がけていきます。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。 40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。 → 詳しいプロフィールはこちらメルマガ登録はこちら