いくみ@女性管理職＆ブロガー（ねーさん） こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
この記事を書いている2024年、6月からネットニュース（幻冬舎ゴールドオンライン）で拙著の抜粋記事が連載中で、このブログのトップページでもシェアさせてもらっています。
こうして取り上げていただけるのはとてもありがたいものの、まぁコメントがくるわくるわ。ネットニュースの拡散力をあらためて実感中です。
残念ながら多くが「ネガティブコメント」で、反論しても詮無いですが、一つ印象に残るものがあって
【お未経験の部署に管理職を配置するなんて】
というテーマについてです。気付いたことを解説します。
未経験の部署に配置された、私の経験
その記事は、
私が未経験の職種分野に管理職として異動することになって、やらかしてしまったこと、また、どう部下さんたちの懐に飛び込んでいったのか？という点を書いたもの。
拙著『女性管理職が悩んだ時に読む本』の「悩みあるある23」（97ページ～）をまとめてくれています。具体的には
- それまでの職種経験則を押し通そうとするのではなく、まっさらにイチから、この職種を全うしている部下さんたちに倣う
- 職種への理解にできる限り努めて馴染んで、その上で必要な助言をする
…といった点で、最初はもちろん全然分かっていなくて、部下さんたちの反感を買うばかりでしたが、指摘されたことでハッと気付いて、やり方を改めました。
未経験過ぎる業務に、どう向き合ったか？
この部署、具体的に言いますと「コールセンター」です。
ホント最初は未経験過ぎて、しかも部下さんたちがズーーっと電話対応している状況、環境に慣れるのに時間がかかりました。
ネットニュースのコメントは
「未経験の職種に管理職を配置するなんて、あり得ない。部下は迷惑だ。そんな会社はヤバイだろう」
といった内容。
この主が何を主張したいのか、うっすらと理解できなくもありません。
確かに職種のことをまるで分かっていない上司を配置することがベストな方策であるとは、到底言えないでしょう。
でもね。
人事異動、人事ローテーションって、理屈だけじゃない、色々必要なやり繰りの元で決められていくことが多くって、当然必ずしも職種のプロばかりが動くことではない。
言い換えると、管理職の異動とは、「新しい風を吹き込むために」やら「責任者が辞めて空席となったポジションに別の管理職をアサインする」…といった根拠が多いのです。
与えられたことを、懸命にやっていくのみ
組織は生き物ですし、そこで働く人たちも当然生き物ですから、全てが機械のようにカチッと綺麗にいくわけではありません。
コメントをくれた主は、もしかしたら、かなり「カチッと綺麗に」物事が進んでいる組織にいる人なのかもしれません、でも、それはむしろ、レアなこと。
確かに、突然異動を言い渡されて、しかも全く専門外の分野で、戸惑うことや上手くできないことも当時を振り返ると反省しきりですし、
最初は部下さんにとって迷惑だったこともあったでしょう。
それでも、組織を率いていくことが使命であることに変わりはありませんし、私もさまざまなチャレンジをさせてもらったからこそ、今ここにあれると言っても過言ではないです。
「◯◇はおかしい」と評論することに何の意味もなく、誰しもが与えられたことを懸命にやっていく、それが大切なのですよね。
コメントの主とこうした話し合いができれば良いのですが、残念ながらそれは叶わず。
否定されたとしても、こうしてあらためて気付きをもらったことには感謝します。
ネットニュースの元記事はコチラです。よろしければご参考に。
