拙著『女性管理職が悩んだ時に読む本』感想をもらいました。
製造業マーケティングコンサルタント、コピーライター、日本工業大学大学院の教授としてもご活躍されている、弓削 徹さんから。
弓削さんは私達が日頃当たり前に使っているフレーズ「ノートパソコン」の名付け親としても著名な方です。
【諦めずに前を向くために】というタイトルを目にしたとき、それまでの自分が歩んできたアレコレが走馬灯のよう去来して、思わず涙が出そうになりました。
女性管理職がいかに仕事と向き合い、職務をこなしていくかの処方箋
書き出しでは、昨今の世情について触れられていて「女性管理職がいかに仕事と向き合い、職務をこなしていくかの処方箋」と本書を評してくださったことが、とても嬉しくなりました。
近年、行政は女性管理職や取締役を増やすことを企業に推奨しています。しかし国内企業の現場対応については、十分に準備が進んでいるとはいえません。
そうした環境下で、女性管理職がいかに仕事と向き合い、職務をこなしていくかの処方箋として書かれたのが、いくみ@女性管理職&ブロガーさん著の「女性管理職が悩んだ時に読む本」(日本能率協会マネジメントセンターさん)です。
冒頭にも書きましたが、私がここまでやってきての”アレコレ”の、現場の生の声を、後輩たちに伝えたい。
その想いで懸命に綴りました。それが彼女たちにとって「処方箋」となれるのならば、本望です。
女性管理職にとって「あるある」な悩みを60項目にわたって網羅
続いて、本書の中でもコア部分となる「あるある」60の悩みについても具体的に解説されていて、この感想文を読んだだけでも、読者さんにとって「どんな本なのか」がピンときてもらえること間違いなし。
本書では、自身の経験を振り返ることから語り起こし、女性管理職にとって「あるある」な悩みを60項目にわたって網羅しています。
各項目は、「職場」、「プライベート」、「生き方」に分けられ、さらに「コミュニケーション」や「ビジネススキル」、「子育て」などのシーンに寄り添って解決策が示されています。
それでも、どうしても女性に負担が多くなってしまう
結びの箇所では、昨今の「ダイバーシティ」の取り組みについても言及されつつ、それでも、どうしても女性に負担が多くなってしまう、という点にエールを送ってくれていて
いまの日本は、一人ひとりのワーカーを、性差ではなく能力に着目して起用する文化も、徐々に根づいてきてはいます。
それでも、全体傾向としてはまだまだ本書タイトルに見えるように、悩みを抱える女性は多いでしょう。
男性と異なり、女性にはどうしても妻や母の役割が求められるものです。(中略)そうした足枷を引きずりながらも男性並みの成果を出していくには、男性の2倍の能力が求められるのかも?!
それでも、あきらめずに前を向いて職務に取り組んでいく女性に、手にとってほしい一冊です。
読ませていただいて、「頑張っている後輩たちのために自分ができることをさらに努めていこう。」
あらためて決意です。
弓削さんの感想全文(Facebook)
この感想文は、2023年8月4日にFacebookに投稿いただきました。
弓削さんのご専門である「マーケティング」って私、お恥ずかしながら知識も経験もかなり乏しいのですが、この一冊を読むとなんだかワクワクしてきます。
私のように「マーケティング苦手」という人に是非オススメです。