拙著『女性管理職が悩んだ時に読む本』感想をもらいました。
今回は”匿名さん”です。私と同じ女性管理職として活躍されている方。
なぜ”匿名さん”なのかと言いますと、ご本人はFacebookなどのSNSを活用されているものの、勤務先関係の方々とのやりとりに使っているので、名前は伏せたい…という希望があったからです。
この記事では仮にAさん、とします。
本を書いていなかったら出会えなかった縁
まずは、Aさんとの馴れ初めについて。
始まりは、私が音声アプリclubhouse・下間都代子さんの名番組「耳で読むビジネス書 (通称:耳ビジ)」にゲスト出演した時にお聴きくださっていたことから。
Aさんは、老若男女問わず誰が聞いてもすぐにわかる”超大企業”でご勤務されている女性管理職さん。朝の忙しい時間帯に耳学ができるのはありがたいと、この番組をほぼ毎日聴かれているそうです。
そこで拙著のことを知ってくださり、出版記念講演会に申し込みをいただきました。
講演会当日は、私の学び仲間が多数駆けつけてくれたなかで、Aさんはお一人ポツンとされていたようで、たまたま隣席にいた我が勤務先の同僚と意気投合して、講演会後の懇親会までご参加。
そのとき私は講演会を無事終えた安堵感でいっぱいになってしまい、申し訳ないことに、Aさんのように初めてお会いした方々とじっくりお話をできず、とても心残りでした。
なんとか連絡先交換だけできたので、講演会後にそうした方々にお1人ずつお礼のメッセージを送ったところ。
Aさんから返事が来ました。「またぜひ、ゆっくりお話ししたいです」
なんと、ありがたいことでしょう。
本を書いていなかったら出会えなかったご縁に、心震えました。
Aさんの感想
その後、2ヶ月ほどして再会の機会をもらって。
お互いの勤務先の中間地点くらいにある、夜景が素敵なお店を予約してくれました。
Aさんが持ってきてくれた私の本。たくさんの印や付箋がつけられていて「星印のところは、私が心に温めていること。それ以外は折に部下さんたちに伝えたいこと」と教えてくれます。
この1冊を、なんと大切に使ってくださっているのだろう。涙が出そうになる。
「管理職の悩み。なかなか職場や周囲の人たちとは話せないので、この1冊が救いとなってくれています」
私もそうですが、自社の中ではとかく管理職って孤独なもの。色々と悩みがあっても他の人とシェアする状況ではなく、1人で抱えていることも多いです。
だからこそ本書を綴りました。
Aさんは2人のお子さんを育てるワーママでもあり、お子さんが「人生の壁」にぶつかって、母としての苦労も絶えない…でも、なんとか復活して元気にやっている。
我が息子も似たような状況にあったので、Aさんの息子さんの復活ストーリーが自分事のように嬉しくなりました。
本を書いただけでは終わりではない
あらためて。
Aさんとの再会で気付かせてもらったことがあります。
それは、「本を書いただけでは終わりではない」
自分が懸命に伝えたいことを、まずは本に記して。そして、その先にいる読者さんたちのフィードバックを受け止めて、さらにお互い励ましあうことができる。
そんな仕組み作りをさらに頑張っていきたい。
Aさんと別れ際に「いくみ@女性管理職のオンラインサロン、作るからねーー」と約束。Aさん「会員第1号になります!」とありがたいエールをくれました。
アイキャッチは、サプライズで用意してくれたデザート。見る度に感動とこれからのパワーをもらえます。
我が愛すべき読者さんに、感謝!