こんにちは。会社勤務36年の いくみ(@nesan_blogger)です。
「今日の仕事は、楽しみですか。」
とある企業広告が2021年10月に掲載後翌日、批判多数で削除された…というニュースが物議をかもしています。
顛末の是非は専門家に任せるとして、この出来事を知って私が思ったことを書くことにしました。
「仕事は、楽しみですか?」他人から聞かれることではなく、自分が決めること
毎日働いていると、仕事が楽しいと思える日もあれば、そうでない日もあります。
しかも、いちいち「楽しみですか?」なんて問う必要もありません。なぜなら、大人というのは働くのが当然だからと私は思っているからです。
その仕事が自分に向いているか?
その仕事がやりがいがあるか?
もちろんそんな試行錯誤は誰にでもあることでしょう。せっかく働くのならば楽しく過ごすに越したことはない。
でもね。
それは自分の問題であって、他人から聞かれることではない。
仮に他人から聞かれたとしたら「あなたには関係ないでしょ」って答えたくなります。
例えば、会社員とフリーランス 比較されるべきことではない
例えば。
昨今では「会社員ダサい、フリーランス万歳」といった風潮がより大きくなっているように感じます。
「仕事は、楽しみですか?」と人から聞かれることと同様、会社員だろうがフリーランスだろうが、その価値観は他人から測られるものではない。
私は会社員という働き方が好きで、そこに価値があると考えているから36年間やってきました。
この働き方に誇りを持っているし、定年をそろそろ迎えつつあってもさらに貫くつもりです。
一方、会社員という働き方にやりがいや価値を見出せなくて、独立を目指すに至ったのならば、それはそれでよし。
どちらかがダサいわけでもスゴいわけでもなくって、そもそも比較されること事態に強烈な違和感を覚えます。
繰り返しになりますが、その価値を決めるのは自分自身であって他人ではないのです。
情報発信をするのならば、押し付けるのではなく共感することが大切
何かを発しようとするとき。今回のように「広告」という大きなフィールドでなくても、私のようにブログで発信を心がけている場合でも、大切なこと。
それは、押し付けるのではなく、共感する
ちょっと話がそれてしまってすみませんが、私は毎日Twitterでの発信もしていて、やはり「押し付けるのではなく、共感する」を心がけるようにしています。
例えば
「今日も笑顔が大事」「目標は立てましたか?」「これ絶対大事なので何度でも伝えます」
…といった言い回しをよく見かけるのだけれど、ちょっとした言葉の書き方の問題なのですが、かなり押し付け感を覚えるのです。
「仕事は、楽しみですか?」じゃなくて「仕事が楽しかったら嬉しいよね」
「笑顔が大事」じゃなくて「笑顔で過ごせたらいいなぁ」
「目標は立てましたか?」じゃなくて「目標が決まったら進んでいこ〜」
ストレートな表現じゃないと伝わらないのでは?という論調もあるかもしれませんが、それはただの発信側の独りよがりに過ぎません。
最後にひとこと
「今日の仕事は、楽しみですか?」
この広告を作った人たちには、きっと熱い願いだったり世の中への貢献だったり、様々な思いがあったことでしょう。
しかし残念ながらそれは伝わらずに終わってしまったようです。
あらためて「読者さんファーストとは何か?」考える機会をもらいました。