こんにちは。神奈川県箱根町が好きで、年10回くらいは訪れている いくみ(@nesan_blogger)です。
箱根にはいくつかの美術館があってどれも見どころがありますが、この記事では「彫刻の森美術館」オススメの過ごし方について解説しています。
箱根の広大な自然の中に、ヘンリー・ムーアを始めとした彫刻作品が約120点あまり展示されていて、英語表記「THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM」のとおり、屋外での芸術鑑賞が楽しめる国内有数のスポット。
密にならずに過ごせる行楽先の一つでもあります。
彫刻の森美術館過ごし方オススメ 3つのポイント
まずは「彫刻の森美術館」過ごし方3つのポイントについて。
- 晴れた日の秋がイチオシ
- 休憩スポットやお土産の楽しみ方
- 行き方:電車で行くのがオススメ
さらに詳しくお伝えします。
晴れた日の秋がイチオシ
この美術館の敷地面積は約7万平方メートルと広く、芝生に彫刻を配置した「彫刻庭園」の形式を取っています。一つ一つの作品を好きなだけ鑑賞しながら庭園内を歩き回るのがよい。
しかし。夏だとかなり暑く、冬だと少々寒い。
イチオシなのが"晴れた日の秋"春も良いのですが秋の澄んだ青空に作品がよく映えて、感動もひとしおです。
作品に触れることはできませんが、屋外展示のものは撮影も可能。「商用使用でなければ、個人のSNSやブログなどの投稿はかまいません」とインフォメーションセンターの方に教えてもらいました。
2021年9月中旬、台風一過の翌日に訪問して撮影したものをいくつか紹介します。
入園後すぐに見かけることのできる「横たわる像:アーチ状の足」(ヘンリー・ムーア作)をアイキャッチにしました。
「樹人」岡本太郎作
左側は「風韻」土田隆生作、右側は「人とペガサス」カール・ミレス作
「16本の回転する曲がった棒」伊藤隆道作。回転しながら動いています。
「交差する空間構造」後藤良二作
「偉大なる物語」ジュリアーノ・ヴァンジ作
「マイ・スカイ・ホール(天への道)」井上武吉作
「山野を歩くヴァン・ゴッホ」オシップ・ザッキン作
「歩く花」フェルナン・レジェ作
「大きな種」ジャン・アルブ作
「幸せを呼ぶシンフォニー彫刻」ガブリエル・ロワール作。壁面がステンドグラスになっていて階段で上まで登ることができます。
「ミス・ブラック・パワー」ニキ・ド・サン・ファール作
庭園のちょうど中程くらいに「ピカソ館」があって、館内にはピカソ数々の秀作が展示されています。
休憩スポットやお土産の楽しみ方
庭園内をくまなく回っているとあっという間に時間が経ちます。
休憩スポットとして庭園奥にカフェがあるので、ここで一息。飲み物や軽食がオーダー可能。
1階のカフェはガラス張りになっていて、採光豊かな空間が嬉しい。
どの作品も撮影したくなって、スマホの充電が尽きそう。2階の「丸太広場」には充電スポットがあるのが助かります。
カフェを出た先が、いかにも箱根らしい「足湯」スポット。源泉掛け流しの足湯は歩き回った足のリラックスにうってつけ。タオルが100円で販売(2021年9月現在、自動販売機での購入)されていますが、持参するとよいです。
子どもが遊べる場所もあって、コチラは「ネットの森」(利用可能者は小学生まで)
「星の庭」コチラは大人も利用可能。迷路状になっていてグルグル回って楽しめます。
次に、お土産について。
エントランス入ってすぐの右手にショッピングモールがあって、たくさんのオリジナルお土産が購入できます。
時期によって様変わりするものもありますが、東京日本橋の老舗和菓子店「榮太樓總本鋪」の"彫刻の森美術館オリジナルパッケージ"の榮太樓飴がユニークで買って帰りました。
「弓を引くヘラクレス」彫刻像の飛び出すパッケージ(他にもう1種類あり)。中には「バニラミルク飴」「黒飴」「抹茶飴」「梅ぼ志飴」の4種が2個ずつ入って、お土産に最適です。税込540円 ※2021年9月現在
あともう一点、ぜひ利用してもらいたいのが、美術館の本。見て回るときに作品名や作者について詳しく記憶ができないものですが、解説本があれば後から思い返すことができて便利。
いくつかの種類があって、なかなかのお値段のものもありますが、コチラの「箱根彫刻の森美術館へようこそ。」は作品情報だけでなく、美術館の舞台裏についてや写真家さんからのメッセージなどもあって楽しめます。1,100円(税込、2021年9月現在)
行き方:電車で行くのがオススメ
3つ目のポイントは行き方。
自家用車利用だと、とにかく途中がかなり渋滞することが多いので、電車で行くのがオススメです。
東京都内からは小田急線の新宿駅を起点として、まずは箱根湯本駅まで。
特急ロマンスカー利用だと、所用時間約1時間30分(停車駅の多少により異なる)
運賃は特急料金・乗車券込みで2,321円(ICカード利用、切符の場合は2,330円)です。※2021年9月現在
箱根湯本駅から箱根登山電車に乗り換えて「彫刻の森」駅まで35分、410円
本数があまり多くないので、時刻表をチェックして、ロマンスカーの時間とも合わせて計画すると良いです。
駅を降りたところの道をまっすぐ進む。案内板が出ています。
下車後徒歩2分で入り口に到着。この近さも便利です。
入り口を真っ直ぐ進むとすぐにチケット売り場が見えて、その先が正面エントランスです。
食事をする場合
彫刻の森美術館は1日中楽しめるので、途中でお腹が空いてしまうこともありがち。
館内にレストランも併設されていますが、土日祝ともなるとかなりの混雑。
午前中から15時くらいまで鑑賞して、その後彫刻の森駅前にある蕎麦屋さんで遅めのランチを摂るのも一考です。
「奈可むら」は、北海道の幌加内母子里地区(ほろかない もしりちく)産地直送の玄蕎麦を使用し、古式石臼製法で挽きあげたそば粉から作る蕎麦が美味しい。
昼時は順番待ちのお客さんで賑わっていますが、15時くらいになるとほぼ待たずに入店できます。
六色きのこの蕎麦。1200円(税込、2021年9月現在)きのこ&蕎麦&出汁のハーモニーが絶品。
彫刻の森美術館 施設情報
所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町 二ノ平1121 |
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電話番号 | 0460-82-1161 |
営業時間 | 9:00~17:00 ※最終入館 16:30 年中無休 |
入館料 | 大人1,600円 ネット割引(1,500円)あり ※2021年9月現在 |
駐車場 | 乗用車 500円/5時間まで(400台)、オートバイ 250円/1回(50台) |
ウェブページ | 彫刻の森美術館 |
帰りがけには、箱根湯本駅近の日帰り温泉「箱根湯寮」にもぜひお立ち寄りください。詳しくはコチラ。