こんにちは。会社員38年の いくみ(@nesan_blogger)です。
2020年のパンデミックで「会社員の働き方」が大きく変化していると実感します。
とにかく感染拡大を避けるためにと、テレワーク推奨を進めてきたら。
会社に行かなくとも業務は回るということが解った。
長年会社員生活を送ってきて、こんなことが起きるなんて想像もしていませんでした。
いわば働き方のパラダイムシフト。
感じたこととこれからについて。私の考察をお伝えします。
なぜパラダイムシフトだと感じたのか?
まず、なぜパラダイムシフトだと感じたのか?について。
会社員は会社に行って仕事をするものである
会社員とはそもそも。毎日毎日満員電車に揺られて出勤して、持ち場に着いたら粛々と業務をこなす。それが当たり前でした。私の35年もずっとその繰り返しです。
2015年以降くらいから、一部の企業においてはテレワーク推進をおこなっているようでしたが、我が勤務先は原則出社の方針を取っていて、とくに不満もありませんでした。
それが、この度のパンデミックで激変。ほぼ全員がテレワーク実施となり、私自身もその働き方を初めて経験。
すると。
会社員が会社に行かなくても、仕事がこなせる
ということに気づいたのです。
もちろん、テクノロジーが伸展してリモートワークができ得るインフラが整ったからこそなのですが、そんなことが可能になるなどと思ってもみなかった。
パラダイムシフトとは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。パラダイムチェンジともいう。
ーWikipediaより引用
まさにこの状況です。
それまでの働き方の変化
振り返ってみると、働き方の変化は節目節目で起こっていたものです。
例えば、週5日勤務への変更。私が新卒で就職した1980年代は週6日勤務でした。どの時点から週5日勤務に変わったのかは最早忘れてしまいましたが、年間の労働日数がおおよそ300日→250日に減った…というのは今考えると大きな変化だったといえます。しかしその時は大した実感もなかったように記憶しています。
次に、男女雇用機会均等法。1986年に施行されました。やはり私が新卒で就職した際は「男性は総合職、女性は一般職」みたいな括りがあって給与格差もありましたが、まだまだ自分自身が社会人としては未熟な時期でもあったので"男女差というのが無くなったんだね、へー"くらいの受け止め方でした。
その後、1人パソコン一台支給とか、電子メールの普及とか、色々改革はあったものの「パラダイムシフト」というほどではなかった。
もっと時代を遡れば、江戸から明治へとか、戦前戦後とか…似たような事象もあったのでしょうが、昭和の後半から、平成、令和に至るまで社会人生活を送ってきている私にとっては、今回の変化は一大革命ともいえる出来事に思えるのです。
2020年後半以降の働き方予測
パンデミックによる日本国内の緊急事態宣言は2020年5月後半に解除されて、少しずつそれ以前の日常が戻ってきつつあります。
しかし「会社員が会社に行かなくても、仕事がこなせる」という事実に変わりはありません。
おそらく各企業において、今後ともテレワークを推進しようという取り組みが進められて行って、必要な就業規則等の整備もなされることでしょう。
業態によってはその場に必ず居ないと果たせないことも、もちろんある。
そうしたひとたちが密を避けてゆったりと通勤できるように、テレワーク推進できるひとたちはステイホームに努める。
そんな働き方が今後も継続されていくことを期待します。
最後にひとこと
会社員が会社に行かなくても、仕事がこなせる
新たな感染症との戦いという辛い出来事は続いていくのでしょうが、もたらされた「働き方パラダイムシフト」が、会社員という生き方に、さらなる希望をもたらしてくれることを願ってやみません。