こんにちは。女性管理職15年の いくみ(@nesan_blogger)です。
年賀状。年々書く枚数が減ってしまっています。
今回とくに、仕事関係のクライアントさんへは出すことができませんでした。
社内で一括印刷の申し込み手順があったのですが、うっかり申請を失念してしまったのです。
年始にたった1枚だけ届いたクライアントさんからの年賀状。
ここ数年はすっかりご無沙汰してしまっていました。
もらった年賀状を見ていたら、色々な思いが込み上げてきた。
年賀状めんどくさいなー、でもどうしよう?と悩んでいるときに読んでもらえたらと、記事を書くことにしました。
怒られたり頼られたり、お世話になったクライアントさん
このクライアントさんには、とっても怒られたことが印象にあります。
理路整然としていて、きちんと説明すれば受け止めてもらえる方なのですが、とある行き違いを起こしてしまい、つい、上っ面だけの言い訳でごまかそうとしてしまいました。
本音をいうと、クライアントさん側にも非があったんです。
でも、それは口には出せない。
すると、それまで穏やかに応じていた表情が一転、激高されてしまいました。
「どういうことですか?最初からそのつもりでいたんですか?」
いやいや違います。
だけど本音は語れない。
とにかくヒタスラ謝って謝って、どうにもできないことをお伝えしました。
その後、どうクロージングをしたのかは、記憶が薄れてしまいましたが、「残念でなりません」と最後に言われたことだけはうっすらと覚えています。
一方、とっても情に熱いところもお持ちです。
別の部署から異動されてきて「慣れなくってねえ…」と困っておられたときに、私はその業務の経験が長かったので、一から十まで説明をさしあげました。
すると、とても感謝してくれます。
「ねーさんのおがげで、大分わかってきた。ありがとう」
その後お会いする度に「あのときは助かったよー」といつも言ってくれた。
怒られたり頼られたり。
その都度私もドキドキのしっぱなしでしたが、長い社会人生活のなかで、とてもお世話になった、大切なクライアントさんのお1人です。
なぜ、私は年賀状を出さずに終わってしまったのか?
さて。私はなぜ今回年賀状を出さずに終わってしまったのか?についてもお伝えします。
ここ数年、自分の業務も移り変わって、クライアントさんを訪問する機会も少なくなってしまいました。
とくに現在の部署では、自分が主となって対外活動をすることもほとんどありません。
クライアントさんとコミュニケーションするのが、仕事のなかでもっとも好きなことのひとつですが、機会が少なくなってくると、だんだん気持ちが後ろ向きになってしまう。
年賀状…これからもお会いすることもあまりなさそうだし、ま、いっか。
しかも、出したいなーと思うお相手も、ほぼ前部署でお付き合いがあった方々。
今の業務とは別分野だし…とスルーしてしまっていた、というのが正直なところです。
届いた1枚の年賀状
仕事始めの日。デスクの上に1枚の年賀状が届いています。
あのお世話になったクライアントさんです。
そういえば、毎年毎年送ってきてくれていたんだった。
「今年もよろしくお願いします」と手書きで書き添えられている。
私が異動したことをお伝えできていなかったのに、今の部署名がきちんと書かれています。
なんてありがたいことでしょう。
私は、つまらない自分勝手な思いだけで、大事な方へ年賀状を出しそびれてしまった。
でも、もう社内で余っているハガキもありません。
とにかくお返事だけでもしたい。書かれてあるメールアドレスは以前と同じ。
年賀状出せずにすみません、今の部署だとお役に立てずにすみません、となんだか言い訳がましく書いちゃって。
前の部署を続けていられたらお役に立てたのに…との思いが去来してしまいます。
そんなグダグダな私のメールにもすぐさま返信をくれました。
「また気軽に寄ってくださいね」
あらためて、感謝の思いです。
最後に一言
もう一生懸命仕事やらなくてもいいや。ダラけていた自分が情けなくなった。
これまでやってきたからこそ、このクライアントさんとご縁をもらうことができたのだから。
1枚の年賀状が、そんなことに気付かせてくれました。
ハガキの向こう側でクライアントさんが「ねーさん、まだまだがんばって」ってエールを送ってくれているように思えてなりません。
来年は必ず年賀状出そう。そしてまだまだ一生懸命に働こう。
年賀状めんどくさいなー、今後どうしようかな?と悩んでいる方に。この記事が参考になれば幸いです。