部下のMさんが給与関連の事項で不明点があったようだと、数ヶ月前にリーダーから報告がありました。
なんでも、以前社内の担当者に相談したところ「確認します」と言われたっきりそのままになってしまっているとのこと。
再度、その担当者にワタシから訊ねると「確認中なので少々お待ちください」と変わり映えのしない返答。
自分が完結できることなら良いのですが、複数の関係者が関わって、最終判断するのが別部署の事項(今回の場合は人事部)だと、どうしてもこのようになってしまいがち。
そして1か月経ち、2ヶ月経ち‥どんだけ時間かかってんだー!と怒鳴り込みたくなるのをグッと堪え。
あらためて聴いてみると、
「時間がかかっていて‥もう少しお待ちください」
まるで"壊れたレコード"の如し。
Mさんはワタシに直接は言って来ないのですが、リーダーに「もう、あきらめています‥‥」とこぼしていたらしく。
しかも、周りのメンバーも心配して、
「もう。どうなってるんだろーねー。うちの会社ってばさー」
っと、負の連鎖に陥ってしまっている様子。
イカンイカンイカン!
信頼のほころびっていうのは、こういうトコロから拡大するのよぉ〜。
焦る気持ちが募ります。
仕方ないから奥の手だ。
長年の勤務で培った「ねーさん情報網」(笑)を駆使して、あちこちチョコチョコネチネチと突いてみたところ。
やーーっと回答がきました。
やはり手続きのミスがあったようです。
いちばん最初に疑問を呈されてから、4か月近くもかかっちゃったよー。
Mさん、すまぬ。
ご本人を呼んで深くお詫びするとともに、コトの次第を説明すると。
Mさんニッコリ微笑んで、
「お手数おかけしてしまい、すみませんでした。」とペコリ。
なんとフトコロの広いお方なんでしょう。
そんなMさんに要らぬ心配をかけてしまったことを、ほんとうに申し訳なく思いました。
その後、周りの「連鎖」もなんとか落ち着いたようで、やっと一件落着。
ふー。
でもこんなこと、二度とあってはならぬ。
部下さんたちが気になっていること。疑問に思っていること。
中身の大小にかかわらず。
とにかくひとつずつきっちりお返しする。
もらいっぱなしには決してしない。
あらためて、こういう積み重ねが大切なのだと反省です。