「なんでできないの?」は部下を追い詰めるだけ|答えが返ってくる聞き方とは

2026年3月16日 2026年3月19日 いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

管理職になりたての頃、つい言いがちだった言葉があります。

「なんでできなかったの?」

部下さんがミスをした時、期限に間に合わなかった時、つい口から出てしまう。原因を知りたくて聞いているつもりでした。

でも、あるとき気付いたのです。
その一言は、原因を探す言葉ではなくて、相手を追い詰める言葉なのだと。

解説します。

答えられない質問はすべきではない

逆の立場で考えてみるとわかります。

「なんで?」と聞かれたら、責められているように感じるし言い訳を探し始めます。

つい、それを伝えてしまおうものならば「言い訳するな」と言われるのが関の山…だから、黙ってしまう。答えられないんです。

もちろん、できなかったことの原因を紐解いて改善へと繋げていく、そのための手助けは上司の役目です。

でも、責め口調では部下さんはどうにも答えられない。結果、情報が出てこない。改善のヒントも見えてこない。

答えられない質問は、すべきではありません。

では、どう訊ねればよいでしょうか?

「なんで」ではなく、「どこが」

例えば「どこが難しかった?」

「なんでできなかったの?」は、責める言葉。
「どこが難しかった?」は、一緒に考える言葉。
この違いは、大きいんです。

このように問うと部下さんは具体的に答えてくれます。同じ出来事でも、言葉が変わると会話が変わる。そして、チームの空気も変わる。

「この部分の判断に迷いました」
「必要な情報が手に入らなくて」
「時間が足りませんでした」

すると、じゃあ次はどうすればいいか?一緒に考えられる。同じミスを繰り返さないための対策が見えてくる。
質問の語彙を丁寧に選ぶことは、本当に大切なものです。

「なんでできなかったの?」を封印

「なんで?」ではなく「どこが?」
「なぜできない?」ではなく「何が必要?」
「どうしてやらない?」ではなく「どうすればできる?」

ほんの少しの言葉の違いが、部下の心を開くか、閉ざすか。その分かれ道になるのです。

管理職21年やってきて、今でも時々「なんで?」と言いそうになることがあります。でも、そこでぐっと飲み込んで、言葉を選び直す。それが、チームを守ることでもありますよね。

先日、このことをX(旧Twitter)に投稿したら、ありがたいことに共感をもらいました。

「本当にその通りですね。『なぜできなかった?』は報告を止めますが、『どこで詰まった?』に変えると改善の情報が出てくるんですよね。問い方ひとつで、組織の学習速度が変わると感じます」

まさに、言い得て妙。

「なんでできなかったの?」を封印。これからも心していきたいです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。 40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。 → 詳しいプロフィールはこちらメルマガ登録はこちら