情報発信で「万人ウケ」を狙って迷子になった私が、たった一言のアドバイスで目が覚めた話
LINEのオープンチャットライブを始めて、この記事を書いている2026年3月時点でもうすぐ10ヶ月。
ほぼ毎日ライブをやってきましたが、なかなかうまくいかないことも多くて、実は「自分が本当に伝えたいこと」と「リスナーさんにウケること」の間で、ずっと揺れ動いていました。
そして、信頼する師匠からの一言でハッと目が覚めたのです。
音声ライブだけでなく情報発信で同じように悩んでいる人に参考になればと、この記事を書きます。
本当に伝えたいことがあるのに、伝えられないもどかしさ
私が悩んでいたこと。それは、
「自分の得意分野で発信したいのに、ウケが悪い」「リスナーさんに来てもらうために、つい万人受けするネタに逃げてしまう」「でも、それって本当に自分がやりたかったことなのか…わからなくなってきた」
こうした悶々とした自問自答でした。
リーダーシップ、マネジメント、コミュニケーション。これらは私が21年の管理職経験で培ってきた、まさに得意中の得意分野です。当然、音声ライブでもこうしたテーマで語りたかった。
なのですが。
いざ話してみるとリスナーさんの反応が薄い。もちろん、リスナーさんのお仕事や立場やみなさんそれぞれですから、会社員ネタではどこかピンとこないこともあるしょう。
それで焦って、じきに「万人ウケ」するであろう、世間話やトレンドネタをメインにシフトしていったのです。

なぜ「万人ウケ」では伸びないのか? 井戸端会議の罠
世間話やトレンドネタに切り替えたことで、ある一定数のリスナーさんは来てくれるようになりました。それはそれでありがたかった。
なのですが、なんとも「ただの井戸端会議」みたいな感が否めない。
時々は自分の得意分野のネタも入れてみるのですが、残念ながらやっぱりウケがよろしくない。本当に自分が伝えたいことはあるのに、そこを一旦脇に置いている状態。
「ならば、この音声ライブは何のためにやっているのか?」
だんだんわからなくなってきて、しかも、いわゆる「インプレッション」的な点からも伸び悩みの連続。かなりの重圧になってしまったのです。
加えて、音声ライブをやっている友人が多くて、皆さん成功者が多い。私はかなり落ちこぼれ組で、つい比べて落ち込んでしまうことも多々ありました。
師匠の一言で目が覚めた。「本当のファン」という言葉の重み

もう辞めてしまおうか。何度も挫けそうになりました。
せっかく始めたことだから途中で投げ出すのは嫌だ。でも辛い…。
そうした苦しい日々の中で、信頼しているコンサルタントの師匠に思い切って相談してみました。
「本当に伝えたいことがあるならば、より多くのリスナーさんに来てほしいという思いにとらわれずに、得意を発信した方が良い。それでついてきてくれるのは、本当のファンになってくれる人だよ。」
ハッと目が覚めました。
そうだ。私がライブで届けたかったのは、万人に向けた当たり障りのない世間話じゃない。21年間、現場で泥臭く積み上げてきたマネジメントの経験、そこから滲み出る本音。それを届けたかったんだ。
数や評判を追いかけるあまり、一番大切なことを見失っていたのです。
まずは「本音」を一つだけ、思い切って語ってみる
師匠のアドバイスを受けた翌日、とにかく振り切って尖ってみました。
テーマは「部下さんに色々とネガティブなことを突きつけられて辞められてしまったことの辛さ」そして「その部下さんとたまたま10年ぶりくらいに再会して、懐かしさよりもあの時の辛さが蘇ったこと」
管理職としての生々しい痛み。綺麗事ではない、本音のトークです。
そうしたら、なんと!
「同じ経験があります」「とても共感します」「ちょうどこんなことで悩んでいました」
ありがたいコメントをいただけたのです。しかも、コメントをくれたリスナーさん同士でもさらにやり取りをしてくれている。
感動しました。
これだ。これこそが私がやりたかったことなのだと。
万人に届かなくても良い。ほんの数人でも、心の底から「わかります」と言ってくれる人がいる。その方々こそが、師匠が言っていた「本当のファン」にきっとなってくださる。身をもって実感したのです。
手前味噌ですみませんが、この時のライブは私にとって「神回」でした。

情報発信で迷子になったら思い出したいこと
情報発信で大切なのは、数字ではなく「誰に届けたいか」「何を届けたいか」というブレない軸。
万人ウケを狙えば、確かに一定の受信者さんは来てくれるかもしれません。でも、それが自分の本当に伝えたいことでなければ、いつか必ず行き詰まります。私がそうだったように。
自分の得意分野で尖り切ること。それでついてきてくれる人こそが、本当のファン。
周りの成功者と比べて落ち込むこともある。伸び悩んで重圧に押しつぶされそうになることもある。でも、たった一つの「共感します」という言葉が、全部を吹き飛ばしてくれる。
この手応えを胸に、自分の信じる道をひたすら進んでいこうと決めました。
それでもまだブレそうになってしまうけれど、
迷子になりそうだったら原点に戻る。自分が本当に伝えたいことは何か。
たとえ少数だったとしても共感してくれる人が必ずいる。その人たちとの出会いこそが、かけがえのないものなのですよね。