親から認めてもらえなかった私が「反骨心」を武器に変えて、女性管理職21年を歩んでこられた理由
こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
「親からなかなか認めてもらえない」「いつまでも出来の悪い子供扱いされてしまう」——そんな想いを、大人になった今でも抱えている方、少なくないのではないでしょうか。
実は私自身がまさにそうでした。還暦を過ぎた今でも、おそらく両親からは「出来の悪い妹」と思われている。50年以上も、ずっとです。
なのですが。
そんな経験が、私の人生において思いもよらない「原動力」になったこと。この記事では私自身の親子関係について率直いお伝えをさせてもらいます。
同じような悩みを持つ人へ参考になったら嬉しいです。
「優秀な姉」と「出来の悪い妹」——幼い頃から貼られたレッテル
私は両親と姉の4人家族で育ちました。
姉は成績優秀で中学校では生徒会長。県内で一番偏差値の高い高校に進学し、親が望んだ大学へ進み、卒業後は教員に。まさに両親の描いた「理想の道」をまっしぐらに歩いていった人です。
当然、両親からの信頼は厚い。
一方の私はと言えば…かなり出来の悪い娘のようでした。親の言うことをことごとく翻し、ヒタスラ我が道をいく人生。高校はそれなりの進学校ではあったものの、大学は全然無名なところ。社会人として最初に入った会社も全く無名。
そんな私に、両親はこう言い放ちました。
「会社員なんて、せいぜい結婚するまでの腰掛けの居場所でしょう」「だからせっかくならば一流企業に入って欲しかった」
もうね、罵倒ですよ。今思い返しても、堪える言葉です。

自己肯定感を下げる代わりに「反骨心」を上げた
こうした環境で育つと、自己肯定感がどんどん低くなってしまう——実際に、親から認めてもらえずに大人になってからも苦しんでいる方のお話をよく聞きます。
私自身もある意味同じような状況だったのに、不思議とメンタルを崩すことはありませんでした。
なぜか。
それは、自己肯定感を下げることよりも「何くそ、見返してみせる」という反骨心を上げることに、自然と注力できたから。
否定されればされるほど、悔しさがバネになる。「出来が悪い」と言われるなら、企業の中でステータスを確保して証明してやろう、と。
この反骨心こそが、私が女性管理職として21年やってこられた、根底にある原動力だったのです。今になって振り返ると、あの辛い経験がなかったら、ここまで頑張れなかったかもしれない。皮肉なものですが、これは紛れもない事実です。
「ブランド至上主義」への疑問が教えてくれた、本当の価値

もう一つ、両親との関係で私に大きな気づきを与えてくれたことがあります。
両親には「ブランド至上主義」とでも言いましょうか、世の中で一流と言われているもの——例えば、学歴、勤務先のステータス、持ち物のブランド——であれば全てオッケーという考え方がありました。
もちろん、それには一理あるかもしれません。
なのですが、私自身はとても疑問を感じていて、「逆もまた真なり」という考え方に辿り着いたのです。
つまり、表面上で一流と言われることだけではない、目に見えない本当の価値がある。無名の大学を出ていようと、無名の会社で働いていようと、そこで積み重ねた経験や想いは唯一無二のものであって、誰にも否定されるものではない。
バイアスをなるべく持たない、という考え方を身につけられたことは、両親との対峙があったからこそ。そう思うと、ある意味感謝すべきことなのかもしれません。
そして、この気づきは次の世代への「誓い」にもつながりました。
自分の息子には、決して同じことを押し付けない。どんな学校に行こうとも、どんな会社に勤務しようとも、それは唯一無二の尊いこと。心からそう尊重することを、固く誓ってきたのです。
50年越しの「頑張ってきましたね」——その言葉に、正直な想い
この記事を書いている2026年2月、父は一年前に亡くなり、母も93歳になりました。
最近になって母から「あなたは頑張ってきましたね」と言われたのですが、正直に申しますと、さほど感慨はありませんでした。
今頃ですか?——心の中でそう思ってしまった自分がいます。
50年以上も否定され続けてきて、ようやく届いた肯定の言葉。もっと若い頃に、もっと必要だった時に聞きたかった。そう感じてしまうのは、致し方ないのかもしれません。
そして、これは完全に言い訳なのですが、正直にお話しさせてください。
高齢になった親のために、無償の愛を持って尽くそう、という気持ちが、あまり芽生えないのです。もちろん、困っていたら力になります。必要とあらば、できることはする。でも、心の底からの「恩返ししたい」という想いかと問われると…申し訳ないですが、そこまでには至れない。
長年否定され続けてきたのだから、それはそれで仕方ないのかもしれない。少なくとも、表面的だとしても、できることを粛々とやっていけば良い。今はそう思っています。

最後にひとこと
親からなかなか肯定してもらえない——この記事を読んでくださったあなたが、同じ悩みを大人になった今も抱えているようなら、伝えたいことがあります。
自己肯定感が下がってしまうのは、自然なことです。でも、もし少しでも「何くそ」と思える気持ちがあるなら、それを大切にしてほしい。
反骨心は、決して格好悪いものではありません。否定された痛みを、前に進む力に変えることは、誰にでもできる可能性がある。
究極、私が女性管理職として21年やってこられたのも、この反骨心が根底にあったからこそ。
そして、親に対して「無償の愛が持てない」自分を、責めなくていい。できることを粛々とやる、それで十分なのだと、私は思います。
余談ですが、両親にあれほど期待されて華々しい人生を送ってきたはずの姉ですが、ある時にメンタルを崩してしまって全てを投げ捨てて放浪の旅に出て、今では海外でひっそりと暮らしています。
ヨーロッパのとある国なのですが、ヨーロッパ好きな両親にとってはそれも自慢のタネのようですが(つまり、仕事をしていようがいまいが、憧れの地で暮らす娘への期待)姉は姉なりに苦しかったことがきっとあるのでしょう。
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