こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
部下さんに色々と任せたい!と思っていても、気付くとつい、自分でやってしまったりします。
結果、上手く任せられずに悶々とするばかり…
「任せる」ことに難しさを感じているあなたへ。部下さんへバトンを渡す勇気を持つために、そして、参考になる本のご紹介も含めて、この記事を書きます。
上手く任せられない、の心理とは?
”上手く任せられない”とは、どんな心理でしょう?
例えば、
・お願いするのには色々と申し送りをして部下さんに手順を習得してもらわないとならない→そのための時間を取るよりも、自分で完結してしまった方が早い
・業務の成果を自分自身で達成したい
こうした感情に苛まれてしまっているかもしれません。
教えて任せなければ、部下さんの成長だって止まってしまうし、リーダーはプレイヤーとは異なりますから、自分で業務を率先するのが役割ではない。
一方で、「これを任せたい」と部下さんにお渡ししようとしたら「手一杯でお引き受けするの無理です」「今の自分ではまだそこまで到達できていません」と難色を示されることもあります。
バトンを渡す勇気を持つ
任せる、ってなかなか難しいものです。でもね。
とにかく渡してしまうこと。
そのために時間をかけて教えることだったり、自分の手からは成果が離れてしまうだったり、もしくは、部下さんから「難しい」とのメッセージがあったとしても、諸々さておき。
そして、渡したからにはお相手に全幅の信頼をおくことも大事。
任せるって、ある意味「リレーのバトン」みたいなものですから、バトンを渡した人の出番は終わり。渡された人の頑張りを精一杯応援すれば良いのです。
言い換えれば、バトンを渡す勇気を持つこと。任せるとはそこから始まる…と言っても過言ではありません。
このテーマを考えるきっかけとなった本
実は、このテーマを考えるきっかけをもらったのが、人材育成のご専門家・岡本文宏さんの『効率アップ!チーム力アップ!モチベーションアップ!リーダーの任せる技術』です。
どうして任せられないの?ということから始まり、任せるとは?についてを体系立てて、時には「ロックバンドの在り方」などユニークな例を用いてとても分かりやすく解説してくれています。
任せるって、結局コミュニケーションなのですよね。
部下さんを信頼してその成長を見守って、そのためには上司が1人で抱え込んでいては、上手くいかないし良いチームにもなっていきません。
「任せること」がテーマになっていますが、それだけでなく、コミュニケーションのためのお役立ちメソッドが満載です。
よろしければぜひ、手に取ってみてください。
効率アップ!チーム力アップ!モチベーションアップ! リーダーの任せる技術/あさ出版/岡本文宏