こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
上司として日々悩むことの一つに「仕事の振り方」があります。部下さんに適切に仕事を任せることで、チーム全体の生産性が上がり、部下さんの成長にもつながるはず…なのですが、実際にはその塩梅が難しいものです。
私自身の経験を踏まえて、「仕事の振り方」について解説します。
多くの上司が陥りがちな”仕事の振り方”の罠
上司の皆さん、こんな経験ありませんか?
「この業務は少々細かくて煩わしいから…」
「時間がかかりそうだから…」
「この部下さんが得意そうだから…」
という理由で、仕事を振ってしまうこと。
実は、これって本来の「仕事を振る」目的から外れてしまっているのです。
では、正しい仕事の振り方、というのはどのようなことでしょうか?
正しい”仕事の振り方”で得られる効果とは
本来、上司が部下さんに仕事を振る目的は、部下さんの成長を促すこと。
それは例えば、
– リーダーシップを発揮できる機会の提供
– 新しいスキルの習得
– より高度な責任を担う経験
こういった機会を意図的に作り出すことなのです。
私自身の経験をお話しさせていただきますと、
あるとき、コア業務の一つを(正直、自分で完遂したいと思っていたものを)管理職目前の部下さんに思い切って任せてみました。
結果は?素晴らしい成果を上げてくれたのです。
一方で、細かくて煩雑な業務を安易に振ってしまい、部下さんが「私がやることなのだろうか?」という思いを抱えていたことに後から気づき、深く反省したこともあります。
仕事の振り方、3つのポイント
具体的に、仕事の振り方のポイントについて、3つにまとめます。
1. 部下さんの成長につながるタスクを選ぶ
– 新しいスキルが身につく
– より大きな責任を担える
– キャリアの幅が広がる
2. 目的を明確に伝える
– なぜこのタスクを任せるのか
– どんな成長を期待しているのか
– チームにとってどういう意味があるのか
3. 適切なサポート体制を整える
– 必要な情報の提供
– 進捗の確認
– つまずいた時のフォロー
どれもシンプルなことばかりですが、せっかく任せるのですから、上司も部下さんも、その効果を十二分に得られることを目指すと良いです。
まとめ:良い仕事の振り方と、避けるべき振り方
あらためて、まとめを書きます。
良い仕事の振り方:
– 部下さんの成長につながるタスク
– 新しい挑戦の機会となるタスク
– チーム全体の成長に寄与するタスク
避けるべき仕事の振り方:
– 単に面倒だから振るタスク
– 部下さんの成長に寄与しないタスク
– 目的が不明確なタスク
部下さんの成長のために「仕事を振る」という行為は、実は上司である私たちの成長にもつながっています。
より良い仕事の振り方を心がけることで、チーム全体が活性化し、一人一人が輝ける職場を作っていけるはず。
この記事が同じように悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。