こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
SNSで流れてきたある投稿に目が止まりました。
投稿者はフリーランスとして色々な分野で活躍されている方。
ご自身の直近の活動を報告しつつ「会社員を脱しましょう!」と呼びかけている…といった内容です。
え?それってつまり、会社員の人生はよろしくないってこと?と違和感を覚えてしまいました。
こうした”ゼロヒャク思考”を目にするたびに、ついモノ申したくなるのです。
現象のみを捉えて本質を見失ってはいけない
会社員40年、今でも現役の自分にとって「会社員である人生」がフィットしているから、だからこそここまで続けてきています。
言い方を変えると
【企業人として自社のビジョンに基づき世の中に貢献することにやりがいを感じている】
のです。
例えば
・毎日満員電車で通勤
・決められた時間(つまり、平日のフルタイム)で勤務しなければならない
・自分の好きなように自由にできないことが多い
などといったことは、あくまでも「現象」で、本質に関わることではなくって。
自分のやりがいのために、その周辺で起きている、単なる出来事なのです。
巷間よく聞く「会社員はオワコン」とか「社畜」とかっていうフレーズは、多くはこうした”現象論”を語っているのに過ぎないんですよね。
こうしたことに捉われて本質を見失ってはいけません。
大切なのは「自分が咲きたいと思う場所で、花開く」
私が大切だと考えているのは
「自分が咲きたいと思う場所で、花開く」こと。
それが、フリーランスだろうが会社員だろうが、価値観は人それぞれだから、どっちがいいとか悪いとかじゃなしに、お互いの「咲きたい場所」を尊重し合えばいいのです。
ダイバーシティと言われるようになって久しいですが、例えば「会社員て気の毒ですよね」的なゼロヒャク思考、なくなって欲しいものだと切に願う。
余談ですが、私が会社員道を突き進んで今も現場にいるからこそ、拙著『女性管理職が悩んだ時に読む本』を書き上げることができた、って思ってます。
みんな違って、みんな、いい
もちろん、各会社の規則やご本人の目標や一律ではないですが、人それぞれにやりたいことやれることを精一杯、が大切なのです。
みんな違って、みんな、いい。
金子みすゞさんの詩があらためて心に響きます。
最後にひとこと
こんな思いを周囲に呟いてみたところ、学びの友からメッセージが飛んできます。
彼も会社員でかつ、ブログや動画ライブなどの発信を頑張っている仲間。
「オワコン、とか言われるのおかしいですよね、会社員サイコー!」志同じくで嬉しくなりました。