春〜夏のバカンスで旅行を計画するときに、候補先として「ビーチリゾート」が真っ先に浮かんできませんか?
海好きな私は、まとまった休暇が取れるとき旅先に選ぶのはビーチリゾート一択。国内だと沖縄をイメージすることが多いですが、奄美大島もチョーおススメ。
沖縄ほど混雑していなくて、よりノンビリ過ごせるのも奄美大島のポイント。
島内や周辺の離島を思う存分楽しむとなるとかなりの日数滞在する必要があるので、私はエリアを絞って3泊4日で滞在しました。
行き方・見どころ・選んだ2つのホテルをご紹介します。
奄美大島 行き方
奄美大島は、九州南方海上・鹿児島市と沖縄本島のほぼ中間に位置する、鹿児島県奄美群島の主要な島。
東京都内からだと羽田空港からJALとスカイマーク(スカイマークは鹿児島経由)成田空港からpeachがそれぞれ運行されています。※2022年4月現在
その他の地域からはコチラをご参考に。奄美大島への行き方
費用が安く済むpeachをネット予約して利用しました。
日程によって料金は異なりますが、私が訪れたのは2020年8月初旬お盆前の時期。大人3人で往復税込89,120円(預け荷物1個分往復5,800円含)かなりお安くなっていましたが、その後再び訪れた2022年11月初旬ですと、大人3人で往復税込152,220円でした。料金や予約の詳細ついてはコチラ peach
成田から奄美までは往路約2時間40分、復路約2時間10分です。
奄美空港に到着。南国らしい真っ青な空に心弾みます。
奄美大島 見どころ
奄美大島の面積は712.35㎢、国内有人島の中では、沖縄本島・佐渡島に次いで3番目の大きさを誇る島です。
冒頭にも書きましたが1回の訪問で全てを回るのは不可能なので、エリアを絞って旅程を決めると良い。
今回私が選んだのは、空港周辺の北部(龍郷町近辺)と反対に最南端(瀬戸内町近辺)、離島の加計呂麻島(かけろまじま)、南部から北部へ戻る手前にある名瀬地区と原生林の金作原(きんさくばる)
龍郷町で立ち寄った鶏飯のお店「けいはん ひさ倉」さんのパンフレットにあった地図をお借りして図解すると、こんな感じです。
なお、観光にはレンタカーで回るのが最適。空港前にいくつかのレンタカー店があるので、やはりネットで予約して利用しました。
1日目:北部(龍郷町近辺) 鶏飯とハートロック
peachは13時頃に奄美空港到着なので、ちょうどランチタイム。
まずは空港から車で20分ほどの奄美名物「鶏飯(けいはん)」のお店に行ってみます。
おススメは「ひさ倉」
色とりどりの具材をご飯の上に並べて、鶏の出汁をかけていただくのですが、とにかく美味しい!
詳しくは別記事に書いています。コチラをどうぞ。
お腹が満たされたら、さらにドライブすること10分少々の「ハートロック」へと向かいます。
ハートロックとは干潮のときにだけ姿を現すハート型の潮だまり。恋愛のパワースポットとしても有名です。
きれいなハートの見頃は、潮位80cm以下の干潮時・前後1時間で波が穏やかな時。あらかじめ潮見表で確認しておくとよいですが、鶏飯を食べた後にちょうどよい頃合いがあります。
ハートロックの行き方や様子を動画に撮りました。よろしければコチラもどうぞ。
1日目:最南端(瀬戸内町近辺)
ハートロックを後にして最南端まで車を進めます。1泊目と2泊目の宿泊地に選んだ「THE SCENE amami spa&resort」に向かうためですが、走行距離にして約66km。途中細い道や山道もあるのと、ノンビリ走行している車も多いため、なかなかに運転しがいがあります。
ホテルの看板を見たきは夕刻近く。長旅の疲れを癒すべく投宿します。
最南端エリアでは周辺観光はしませんでしたが、とにかく”スパリゾートでくつろぐスポット”として滞在しました。
2日目:加計呂麻島
瀬戸内町のホテルからさらに車で移動して、離島の加計呂麻島まで足を伸ばします。奄美大島から加計呂麻島に行くのには「古仁屋(こにや)港」からカーフェリー利用で30〜40分ほど。
宿泊している「THE SCENE」から古仁屋港までは10km、約20分。フェリーはホテルで予約を受け付けてもらえました。
※2022年11月時点では、奄美大島本島で借り受けたレンタカーで加計呂麻島へのフェリーに乗せて渡ることが不可となっているでご注意を。
加計呂麻島の港は「瀬相」「生間」の2箇所があり(どちらを利用しても可)それぞれ時刻表が異なりますのでご注意を。ネットですと最新の時刻表情報が無いため、宿泊先ホテルなどで確認してください。
加計呂麻島はとても静かで、美しい真っ青な海岸が広がっています。私が行ったのは「実久海岸」
他にひと組くらいしか観光客がいなくて、ほぼ独り占め!いわゆる「海の家」のようなものもなく、とても静かです。
南国らしいハイビスカスと青空も望めます
お店がほとんどなくて昼食場所を探すのに難儀しましたが「展示・体験交流館」のなかにある「かけろまカフェ」が開いていてホッと一息。
ベーグルサンドセットを注文。なお、このお店だけでなく加計呂麻島内は現金払いオンリーのところが多かったです。
レストラン近くにある、映画「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の記念碑に立ち寄ってから帰りのフェリーへと向かいました。
3日目:マングローブカヌーツーリングと金作原(きんさくばる)原生林散策
最南端の瀬戸内町を後にして、再び北部方向に戻ります。途中「名瀬」近辺に立ち寄り、マングローブカヌーツーリングと金作原(きんさくばる)原生林散策。
世界自然遺産の金作原原生林は認定ガイドさんの同行が必須のため、前日にカヌーツーリングと両方できるツアー会社さんに申し込みしました。私が利用したツアー会社さんはコチラ マングローブ茶屋
料金は大人1人8,500円、所要時間は約6時間です。※2022年4月現在
ツアーデスクのすぐ下に流れている川(取勝川)を自分でカヌーを漕いで行きます。川岸にはマングローブ
インストラクターさんからレクチャーを受けていざ出発。漕ぎ方はさほど難しくないですがなかなかの重労働。
30分ほどカヌーを楽しんだ後は、認定ガイドさんの車で金作原へ。
自然保護のためのルールが定められていて、あらためて偉大な自然への感謝の念。
遊歩道を徒歩で進んで行きます。姿は見えないけれど「ルリカケス」のさえずりも聞こえてくる
あちらこちらに原生林の力強い姿
金作原の特徴の一つが「ヒカゲヘゴ」の木。映画「ゴジラ」のロケにも使われたそうです
散策時間は1時間ほど。マイナスイオンをたっぷり浴びてすっかり癒されました。
4日目:あやまる岬観光公園
最終日なので空港に向かうまで(peachの帰着便は奄美空港13時30分発 ※2022年4月現在)途中「あやまる岬観光公園」に立ち寄ります。
高台部分にある「MISHORAN CAFE(みしょらんカフェ)」からの眺めが絶景。奄美大島ならではの小物も揃っていて、お土産はこのお店で買うのがおススメです。
大島紬の栞を購入
お店の前は芝生広場
向かい側は海
カフェでマリンブルーのクリームソーダを注文。暑いとき喉を潤わすのにうってつけです。
奄美大島 ホテル2選
最後にホテル2選をご紹介。
THE SHENE(ザ・シーン):瀬戸内町
まずは、最南端エリアの「THE SCENE amami spa&resort」
近辺には何もなくただ目の前に海(ヤドリ浜)が広がっているだけ。この静けさがくつろぎの空間を演出してくれています。
外観。全室オーシャンビューです
奄美大島唯一の天然温泉スパもポイント
夕食はイタリアン、和食、BBQのいずれかを選ぶことができます。
2泊したので、1泊目はイタリアン、2泊目はBBQを楽しみました。
前菜のカッペリーニ
サラダ
地元素材がふんだんにあしらわれていて、どれも美味しい。
海を眺めながら極上のBBQタイム
ネットからの予約で料金は時期により異なりますが、8月初旬利用だと大人1名(朝食付)で1泊約24,000円、夕食は別途10,000〜15,000円 ※2020年時点
朝食はバイキング。スイカから直接絞り出すジュースがユニークです。
ホテルで主催しているアクティビティが幾つかあって、SUP体験も楽しめました
Miru Amami(ミルアマミ):龍郷町
次に、北部エリアの 「Miru Amami」
ヒルサイドからビーチまでの広大な敷地のなかに、いくつかのヴィラが設置されているリゾートホテルです。
目の前に広がるプライベートビーチ。海水浴に出た際には足元にウミガメが泳いでいて感動。
部屋からも海の絶景が望めます。
夕食は施設内レストラン「AMANARI(アマナリ)」で創作和食のコースをいただきます。
冬瓜とソテツの実のすり流し(スープ)
季節野菜のつき揚げ
鹿児島黒牛もも肉のグリル
〆の特選握り寿司。お酒は地元焼酎の飲み比べを楽しみました。
ディナー料金は大人1人8,000円くらいでした。(飲み物代別)
朝食は宿泊料金にセットされています。地素材を活かしたサラダ、卵料理、スープなどどれも絶品。パンは当日朝に焼き立てを出してくれるのも嬉しい。
宿泊代(朝食込)で大人1人約30,000円ほどでした。※2020年8月初旬時点
お土産について
お土産はホテル、MISHORAN CAFE(みしょらんカフェ)でも購入可能ですが、奄美空港のお土産店はこじんまりとしていて、帰り際に購入するのには少々不便なので、道中にある総合スーパー「ビッグツー」で調達するのがオススメ。
食品をメインで選びましたが、それ以外も豊富な品揃えで、一定金額以上だと宅配便の送料も無料になります。※2022年11月現在
ご参考:ザクっと費用&ベストシーズン
飛行機、ホテルとも、すべてネットでの個人手配でしたが、大人1人分の料金について、ザクッとまとめると以下のとおりです。※2020年8月初旬時点
飛行機往復(成田発peach利用) | 約30,000円〜60,000円 ※時期によって異なる |
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宿泊費(3泊4日) | 78,000円(1泊あたり平均26,000円) |
夕食代(3泊) | 30,000円 |
マングローブカヌー&金作原散策 | 8,500円 |
その他 | ランチ代、レンタカー料金&ガソリン代、加計呂麻島へのフェリー料金 など |
予約時には「楽天トラベル」を活用しました。
旅程をプランニングするためには、ガイドブックも便利です。
ベストシーズンは3〜10月。亜熱帯気候で年間平均気温は21℃と温暖ですが、ゴールデンウイーク過ぎから6月下旬は梅雨。
8、9月は台風可能性もありますが、海で泳ぐならば6〜9月ごろまでを目安としてください。なお、2022年11月初旬に訪れた際は関東の気温も23℃くらいと温暖だったせいか、奄美はさらに暖かくて25℃に上る日もあり、その際は海水浴が楽しめました。