こんにちは。女性管理職17年の いくみ(@nesan_blogger)です。
テレワークメインの働き方になって、部下さんとパソコン操作についてのやりとりをすることが増えてきました。
全員がパソコン操作に長けている場合ばかりではなく苦手な部下さんもいて、とくにリモートコミュニケーションだと伝えることの難しさを感じます。
そんなときのキーワードは【ゆっくりでいいよ】
自分がパソコン操作が苦手だったときに救われた経験も踏まえて、ご紹介します。
パソコン操作について リモートコミュニケーションで起こりがちな思い込み
まずはパソコン操作について、リモートコミュニケーションで起こりがちな「思い込み」を挙げてみます。
✔︎自分が持っている知識と相手の知識が同じだろうという思い込み
✔︎相手が使っているパソコンは問題なく動作しているであろうという思い込み
✔︎テレワークの通信環境が整っているであろうという思い込み
とくに、昨今のコロナ禍で入社早々からテレワークになる部下さんも増えていて、我が社のインフラそのものについてあらためて習得する必要がある場合は、こうした思い込みをいったん思考から外す必要があります。
パソコン操作が苦手な部下さんとのリモートコミュニケーション キーワード
この「思い込みを外す」という点を気付くに至ったのが、パソコン操作が苦手な部下さんとのやりとりをしてお互いに四苦八苦してしまったことが発端です。
パソコン操作の独特な言い回しがあるけれど、そこはおさえてくれているだろう。
自分が使っているパソコンと同じ機種だから。
ネットワークにつながっているのって、当たり前だし。
ところが部下さん、「え?」「すみません、解りません」のオンパレード。
ついつい、思い込みが発動してしまったのだと反省です。
そんなときのリモートコミュニケーションのキーワードは
【ゆっくりでいいよ】
とくに業務上必要なパソコンの設定やログイン手順は、個人で使用しているものとは異なり多くのルールがあって、まずは説明資料などで周知しているものの、実際に操作してみるとスムーズにいかないことが多い。
TEAMSやSkypeなど相手と画面共有できるツールを使いつつガイドしていきますが、例えばこんなやりとりが起きがち。
画面左上の◯◯のアイコンをクリックしてみて
◯◯って、どれですか?
あれ?Wi-Fiつながってるかしら?
つながっているかどうか、どこで確かめればいいのでしょうか?
自分は解っていることでも、相手には解りづらいこともあって、解っている立場からするとついイライラしそうになります。
一方、解っていない立場の人からすると焦りと不安でテンパってしまい、さらに上手くいかなくなってしまう。
そんなときにお互いに落ち着くことができるのが【ゆっくりでいいよ】という言葉がけです。
自分がパソコン操作苦手だったときに救われた経験
実はこのキーワード、私自身がパソコン操作が苦手だったときに、ブログの師匠から掛けてもらった言葉。
とっても救われたのです。
今でこそこうしてブログを日々更新していますが、お恥ずかしながら我がブログを立ち上げた当時は、いわゆる"IT原人"
WordPressのスタートアップ時、師匠にサポートしてもらったのですが、とにかく最初は何が何やら解らないことだらけ。
操作が必要な度にアップアップしている私に「ねーさん。ゆっくりでいいですよ」と優しく言ってくれて、落ち着いて取り組むことができたものです。
この経験から、逆の立場になったときに同じように「ゆっくりでいいですよ」と言葉にすることにできました。
教える側の寄り添いマインドが大切
では、その後はスムーズにいったのかどうか?
残念ながら劇的に部下さんのパソコン操作が進展したとは言えませんが、とにかく一歩一歩。
この「一歩」を進めていくための心持ちとして、教える側が決して高圧的にならず
"寄り添いマインド"が大切。
画面共有して操作が完了できたときは、お互いに「やったー!」と分かち合いつつ、この繰り返しをしていけば、いつかは独り立ちを果たしてくれるに違いありません。