こんにちは。会社員35年の いくみ(@nesan_blogger)です。
仕事をしていると、あーなんだか苦手だなぁ…というひとと出会ったりします。
自分がそう思っているということは、おそらく相手も同じように思っていることが多い。
そのまま近づけないこともありますが、近づけるポイントが訪れることもある。
そんなときに私が心がけていることについて。
ご紹介します。
苦手だと思って、距離を縮められない人
我が職場のシステム担当さん。IT関連事項には滅法強くて尊敬します。
部門は異なれど会社全体の中では仲間であることに変わりありません。
廊下ですれ違ったり、エレベータで乗り合わせたりするたびに「お疲れさまですー」と声をかけるのですが、無言。
実際に一緒に仕事をしたことはないので、残念ながら認知されていないのかもしれませんが、少なくともお互いの名前と所属部署くらいは解っている間柄です。
もしかしたらこの人の"思考エリア"から私は除外されているのかもしれない。すっかり苦手に思ってしまい、それ以上距離を縮めることができません。
自分が苦手だと考えてしまうと、相手も同じように考えていることが多い。残念ながらそのまま時は過ぎていきました。
近づけるポイントがやってくる
その後、新しいプロジェクトにお互いが同じように関わることになって、ミーティングの場などで一緒になる機会ができました。
それでも相変わらず廊下で会っても無言。まあ、それぞれが得意としている分野が異なるので、同じプロジェクトといえども一朝一夕に近づけるわけでない。
ま、仕方ない。
そんなときに彼女から突然チャットが送られてきました。
「ねーさん。今いいですか?」
くるはずの無い相手から連絡がくると、私何かやらかしたかしら?ドキドキしてしまいます。とりあえず「はい、どうぞ」と返事をしたら、今度は内線がかかってきました。
「今のプロジェクトの準備、色々と進めてもらっているけれど、急遽の変更が発生していてね。私はその変更に直接関わっているから内容聞いてるんだけれど、ねーさんまだ教えてもらってないよね。詳しくはボスから連絡あると思うけれど、しばらく進行を保留しておくといいと思う」
つまり、私が事務方で色々と準備していることが無駄になる可能性があるから…と助言をしてくれたのです。
なんだかずーっと遠い存在だと思っていた彼女と少し近づけたようで嬉しくなりました。
相手からの声かけには、返しを怠らない
そして、あらためてボスから変更点の説明を聞きました。
そのときにふと「彼女にお礼メールをしておこう」と思いついたのです。
教えてもらったこと、正式に聞いたよ。事前にあなたから知らせてもらってたから心の準備ができて、上手く受け止めることができた。ありがとう。
すると。
「かえって心配かけてしまったかもしれず、すみませんでした。連絡ありがとう。これからもぜひよろしくお願いします」と返事がきます。
苦手だ苦手だと思ってばかりいないで、近づけるきっかけをもらったのならば返しを怠らず、礼を尽くせばいいのだ。
おそらくこの後は廊下ですれ違ってもエレベータで乗り合わせても、挨拶を交わすことができる間柄になれるかもしれない。楽しみになってきました。
最後にひとこと
苦手なことをそのままにしておいてもそれでもいいと思います。
ただ、何かのきっかけで、変えることができる時もある。自分が気づいたのなら、行動すればよいのです。
仕事上苦手だなぁと思っている相手に悩んでいるあなたへ。この記事が参考になれば幸いです。