親子のコミュニケーション頑張ってみた みなさんに教えていただいたことをひたすら言葉に出した

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昨日は久しぶりに自宅で一日ゆっくりすることができ、
ずーーっと心に引っかかっていた息子との”本音トーク”にチャレンジしてみました。

数日前から、”頑張ろうっ”とドキドキしながらこの日を迎え、ナカナカに力が入っちゃっていましたが(笑)、とにかく体当たりするっきゃない。と覚悟を決め、息子との話を始めました。

まずは、”親が活き活き楽しければよい”

息子が問題をかかえるようになって一年経ちます。

ありがたいことに、たくさんの方々とご縁をいただき、たくさんのアドバイスをいただき、とにかく、まずは、”自分が活き活き楽しくありたい”ということを目指して、ガムシャラに学んで読んで会って話して…突っ走ってきました。

そのおかげかはわかりませんが、以前ブログでも書かせていただいたとおり、一か月前くらいから散歩に出るようになった息子。

よろしければコチラの記事もお読みください。

その後も日々「たくさん学んで楽しく過ごす!」ことにいそしんできましたが、数日前にグループコンサルをしてくださった先生から、あらたなキーワードをいただきました。

仕事を頑張るのも家族があってこそ

その方はおっしゃいます。

「アナタが頑張るのはいいけど、このまま、息子さんのことを養っていこうと思ってるの?それじゃ、ずっとこのままだと思うよ。
思い切って、『経済的に自立してください』と突き放すことも必要。
そうでないと、ご両親はもっと心身疲れちゃうし、息子さんはずっと自立できないままで、お互い共倒れになっちゃうよ。」

「自分の人生追求するまえに、まずはソコをやってみよう。頑張れ。」

…雷に打たれたような衝撃を受けました。

元気になって社会に出てほしい。
人生を楽しんでほしい。

心の底ではそう願いながらも、その思いにあえて蓋をして、自分の楽しみだけを考えようとしていた。
でも、本音では、そういうコトバをかけたくて仕方なかった。

急に勇気が湧いてきました。

思い切って本音をぶつけてみよう。
失敗したらまた考えればいいや。

そして、昨日、そのときを迎えるに至りました。

教えていただいたことをとにかく言葉に出した

ただでさえ、”突っ走り系”なワタシのため(笑)、一年間溜めていた思いを、いったん横に鎮めておき、まずは、

  • 言いたいことはないの?
  • 父や母がこうしてくれたらよかったのに。ということがあったら教えて。

と問うてみました。

とくにない。という返答だったので、

「じゃあ、君に聞いてほしいことを言うね。」を口上に、次々と言葉があふれ出てきました。

ぶっちゃけ表現しようとしちゃうと、
「何やってんのよ!」「いい加減にせぇ!」「さっさと仕事に出ろ!」
…てな言葉になっちゃいますが、

出会ったみなさんからたくさん教えていただいたことを、ノートに書き溜めたりブログに書いていたりしていたら、不思議と、そのとおりの言葉が口をついて出てきました。

  • 君がいてくれて嬉しい。
  • 父母は、君がこうしてくれたら助かるんだ。
  • いくらでもやり直せるよ。

家族三人みんな、涙と鼻水でぐずぐずになっちゃってます(笑)

すると、息子はポツリ、ポツリと、これまでの思いを話し始めました。

息子の悩みを聞いて、出てきた言葉

「いろいろな壁にぶち当たる度に逃げてきてしまった。自分が大嫌い。どうしていいかわからない。」
と息子は言います。

「そんなの、大したことないやん。」「その考えはちょっと間違ってると思うけど。」「自分で考えろ。」
以前だったら、そんなふうに返してしまったかもしれませんが、

ワタシの口から出てきた言葉。

つらかったんだね。話してくれてありがとう。

…自分でも驚いてしまいました。

自分の足で歩いてゆく

その後、「こういう方法はどうかな?」「こんな相談先があるよ。」などと伝えてみるのですが、どれもこれも「無理だ。」と否定。

ただ、「人生をやり直したい。」という思いは伝わってきます。

そして、

  • できるかぎり助けてあげたいけど、どうしても君より先に父母はこの世から去る日がくるんだよね。
  • その日は突然くるかもしれない。そうなったとき君が困らないように、今から経済的な自立を目指してね。
  • 本は助けになるかもしれないよ。

という言葉をかけ、何冊かの本を渡してみました。

一回の話し合いで、もちろん解決することではないですが、とにかく、家族三人で”始めの一歩”を踏み出してみることができたかな。

何かが変化しはじめたようです。

その後、しばらくは本の表紙を眺めたり、大学から来た手紙を読んだりしていましたが、夜になって他愛もないことを話しかけてみると、今までになく塞ぎ込んでいる様子でした。

長年生きているワタシですら、自分の両親と本音トークしたことなど、ついぞありません。

とにかく、このままな毎日をどうにかしたい一心でしたが、
もしかしたら、無理に心の扉を叩こうとしたワタシが間違っていたのかもしれない。
さらに、息子を追い込んでしまったのなら、どうしよう。

やっぱりドキドキしながら本日休暇をいただいて、見守ることにしました。

すると、

昼食を摂ったあと、散歩に出かけていきました。
何時間も経ったのちにようやく帰ってきて、伸びっぱなしの髭をそり、伸びっぱなしの髪の毛を切りに、約10か月振りくらいに、床屋に出かけていきました。

本人のなかで、何かの変化があったのかもしれません。

今日の一言

これからどうなっていくのかはわかりませんが、ひとつ言えること。

それは、感謝

出会った多くのみなさんのおかげで、自分の心を素直にさらけ出すことができた。息子が答えを返してくれた。

みなさんのお力を借りて、この時間を過ごすことができました。

心から感謝しております。

いつかこのご恩をお返しすることができれば。とまずはブログに書かせていただきました。

お読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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