前部署の元部下さん。長年出向していて、つい最近帰任したところでした。
とある日、勤務先のエレベーターでバッタリ。
元気そうな姿に嬉しくなって、もう、なりふり構わずに「元気~?元気~?久しぶりだね~!」
と連呼してしまった私。
「わー。ねーさん!やっと会えましたね。
なのですが、すみません…私退職することになりました」
えーっ、せっかくまた会えたのに。残念だわー。
人とのご縁って、出会いと別れの繰り返し。
今回はそんなお話です。
新卒さんからのお付き合いで、早13年
この元部下さん。
我が社に新卒さんとして入社してきたのが、2006年のこと。
以来一貫して同じ業務に取り組み、ここ数年はプロジェクトの責任者を務めていました。
些細なことでも、いつもなんでも報告してくれる。
困難に直面しても、常に冷静で客観的な意見が、管理者の私にとっては本当にありがたかったものです。
娘を嫁に出すような感慨
そんな彼女から、結婚の報告をもらったのが、2015年頃。
幸せそうな姿に、思わず私も「娘を嫁に出すような」感慨に浸ったものです。
リーダーシップを取っている業務がずっと繁忙で、新婚さんだというのに、残業続き。
「ご家庭のほうは大丈夫かしら?」と声をかけても「なんとかしまーす」アッケラカンとした返答に、かえって心配になっちゃったりして。
そうこうしているうちに、私が部署異動をしたため、お別れとなってしまいました。
夫さんの海外勤務で旅立つことになった
そして、この度の再会。
喜びも束の間、夫さんの海外勤務で退職することになったと報告をくれました。
昨今、在宅勤務が浸透している我が社。
海外であっても、在宅で続けることもアリだけど…と提案してみる。
「そうなのです、今の上司からもいわれたんですが、夫の勤務先の規定で、海外勤務に帯同する家族は職に就くことができないのです。」
そうなんだ。色々決まりがあるものね。
でも、夫さんの栄えある旅立ち。
寂しいけれど、おめでとう。
エレベータ内での、ほんの短い間の再会だったけれど、話しができて良かった。
今日の一言
そして、アメリカに向けて飛び立って行った彼女。
人とのご縁は、出会いと別れの繰り返し。
きっとまた再会することもあるに違いない。
そのときまで、私もまだまだ引退するわけにはいきません(笑)