2018年FIFAワールドカップ・ロシア大会が開催されています。
連日の熱戦にドキドキワクワク。日本の初戦はコロンビアに勝利して、さらにテンションアップ。
その試合を観終わったあと、突然息子が言い出しました。
「ワールドカップを観に、ロシアに行ってくるわ。」
へっ?
いや、そりゃ、まあ、気持ちはわかるけど。海外旅行に一人で行ったこともなく、ロシア語はおろか、英語もおぼつかない我が息子。
ワタシ自身は「何事もどんとこい!」な性格なのですが、子どものこととなると、ついオロオロしちゃいます(笑)
しかも、ロシアってどんな様子なのか全然分からない。
そんなワタシの狼狽も何のその。”イマドキの子”らしく、ネットで飛行機や試合のチケット、ホテルの空き状況、空港からスタジアムへの行き方…etc.を次々に調べている。さっそくガイドブックも買って帰ってきた。
「ツアーに参加したほうがいいんでないかい?」とアドバイスを試みるも、とっても高額らしく、自分で手配したほうがいい。との返事。
しかも、リュックを担いでの”バックパッカー旅”を計画中だそうな。
いかにも”お気楽な日本人学生ふう”な息子。フラフラしてたら、きっといいカモだわー。などと、心配は尽きません。
Facebookにそんなワタシのうろたえっぷりを投稿したら、たくさんのお友達から励ましの言葉をいただきました。
「ロシアに詳しい方がいるから、連絡してみたら?」と教えていただき、さっそくアドバイスをいただけたり。本当にありがたいものです。
そして、あるお友達からいただいたメッセージ。
「どうせ全部うまくいくし」
そうだ。親のワタシが心配して緊張してどうするのだ。
心込めて力込めて見守っておけばいいんだ。
息子は言います。
「自分一人で、言葉も通じない見知らぬ国に行くことにチャレンジしてみたいんだ。」
人生の壁にアッチコッチぶつかり、行方がわからずに命を落としかけたり、数か月間一歩も外へ出なかったり…イロイロあったこれまで。
もう、この子、無理なのかなぁ。と心配を通り越してあきらめになっちゃったりしたことも。
しかし今、そんなふうに言い切る息子の姿に親バカですが、感動しました。
テレビから流れてくる、スタジアム近辺の様子も、なんだかとても爽やかな空気に思えてきた。
「どうせ全部うまくいくし」
息子へ。
いい旅を!
あらためて。生まれてきてくれてありがとう。