部下さんに「辞めたい」と言われたら 最初にかける言葉と避けたい3つ
こんにちは。女性管理職22年の いくみ(@nesan_blogger)です。
部下さんから「辞めようと思っています」と告げられる。その瞬間、何を言えばいいのか分からなくなる。そんな場面に、覚えはありませんか。
この記事では、最初のひとことで気をつけたいことと、最後の数週間をどう過ごすかについて、3つの視点から解説します。
引き止めは、悩んだ時間を否定してしまう
そう言われた瞬間に、たいていの人がやってしまうことがあります。
引き止めることです。
「もったいないよ」
「あと半年がんばってみたら?」
悪気はありません。本当にそう思って言っています。
なのですが。
言われた側からすると、まったく違って届きます。
ここまで考えて、やっと言葉にしたのに、なかったことにされた。そう感じてしまうのです。
伝えるまでに、何か月も悩んでいます。その時間が、一瞬で否定される。
だから最初のひとことは、説得ではなく受け取りがいいと思っています。
「そうか。話してくれてありがとう」
引き止めるかどうかは、そのあとでいいのです。
まずは、決意を持ってきてくれたことに応える。順番を間違えなければ、話は続けられます。
逆に最初で止めにかかると、そのあと何を言っても届きません。相手はもう、守りに入ってしまうからです。
「なんで?」は、責めているように聞こえる

もうひとつ、よくあるのが理由を問い詰めてしまうことです。
「なんで?」
「何が不満だったの?」
こちらは原因を知りたいだけです。次に活かしたい、という気持ちもある。
けれど相手には、責められているように聞こえます。
しかも厄介なことに、本当の理由ほど言いにくいものです。
人間関係のことだったり、評価への不満だったり。目の前にいる上司が関わっていることも残念ながらあるでしょう。
そっか。聞き出そうとするほど、遠ざかるんだ。
だから聞くとしてもあとにします。話してくれるなら受け取る。話してくれないなら、それでいい。
退職の理由は、本人が決めることですから…こちらが納得するために聞くのでは、順番が逆になります。
最後の数週間を、気持ちよく終わらせる

結局、辞める人は辞めます。
決めてから伝えに来ているのですから、たいていは覆りません。
それでも、最後の数週間が気持ちよく終われるかどうかは変えられます。
引き継ぎに、ちゃんと時間をとってもらう。最後の日に、ひとこと伝える。
どちらも特別なことではありません。それでも、やらずに終わってしまうことは多いのです。
その人は、どこかで誰かに話します。前の職場はどうだったか、と聞かれたときに、何と答えてもらえるか。
そこまでが、上司の仕事なのですよね。
去っていく人への振る舞いは、残っている部下さんたちも見ています。自分が辞めるときもこう扱われるのだと、そこで伝わってしまう。
辞める話については、こちらの記事にも書いています。合わせてお読みください。
最後にひとこと
辞めるという言葉をこちらが止めることはできない、大抵はそうです。
できるのは、その人が話してよかったと思えるようにすることだけ。
どこかで元気にやってくれているのなら、それでよしとします。
元 プライム上場企業にて女性管理職22年の私が、あなたの悩み解決をお手伝いします。すでに女性管理職で活躍されている方、これから目指したいと思っている方、女性管理職とともにお仕事をされている男性の方、企業の育成担当者の方、どうぞお気軽にお問い合わせください。