一度「辞めます」と言った人はなぜ結局辞めるのか|管理職が目撃したリアルな顛末
こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
人の問題、とくに定着してもらうことって、難しいもの…数年前、そのことを実感する出来事がありました。
解説します。
「辞めるの辞めた」騒動
以前の同僚、仮にKさんと呼びます。
部署は異なりますが、営業職の要として長らく活躍していて、うちの部署ともコラボすることが多く、頼りにしていました。
とある日。
「転職が決まったので、辞めまーす」と、なんとも軽いノリでメールがポーンと飛んできてビックリ。
寂しいけれど、仲間同士で送別会もやって——。
ところが。
その後しばらくして「辞めるの辞めました」と、またしても、メールが飛んできて二度ビックリ。
ま、いっか。私自身はかなり彼のことを頼っていたこともあって、辞めないのならよかった、と安堵したものです。
詳しい事情は教えてくれませんでしたが、どうやら転職先との交渉が上手くいかなかった?(条件面で話が違ってた)らしいですが、さておき。
何事もなかったかのように、元のとおり営業に精を出していました。

辞めるの辞めて、でも、結局辞めた
なのですが。
それから1年程経った頃でしょうか。彼の姿を最近見かけないなぁと思っていたら、部署の人が
「あ、Kさんね、辞めましたよ」
はーーっ??
もうね、腰を抜かしそうになりました。挨拶もメールもなく、辞めましたって……。
なんともやるせ無い、その後どうしたのかも知る由もなく切なさだけが残ります。
とある日。
クライアントさんと話をしていてKさんの話題になり(Kさんと私は、このクライアントさんをよく一緒に訪問していたのです。)
「あ、そういやKさんね。この前挨拶にきたよ。ほら」
と、彼の新しい名刺を見せてくれたのです。
ナント!そこに書かれてあった社名は、うちの会社の競合他社じゃあありませんか。
えーそんなーーアンマリだーー。
なんとも複雑な思いで、しばらく悶々としてしまいました。
辞めると決めたことを翻すのは難しいかも?

やっぱり転職したかったんだ…。辞めるの辞めて、全然こちらとしては無問題だったのに、本人は居心地が悪かったのかもしれません。
辞めるという決断ってやっぱり大きいから、それを翻すことって、なかなか大変なんだろうな。
一度「辞めます」と宣言してしまうと、たとえ撤回しても、本人の中に何かが残ってしまうのかもしれません。
辞めるの辞めたってオッケー。
辞めてまた戻ってきたってオッケー。
そんなおおらかな思いが、残された側にはあるけれど、去っていこうとする側はそうもいかないのでしょう。
組織のいちばんネックになる課題は、人の問題といいます。定着だったりコミュニケーションだったり、本当に難しいものですよね。
最後にひとこと
Kさん、その後は消息を知ることもなく。今でも相変わらず営業をやっているのか?また全然別のことをやっているのか?分かりませんが
もし、バッタリ会ったら、あのときの気持ち、どんなふうだったのか聞いてみたいものです。
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