「やる気がない」と決めた瞬間に、打つ手がなくなる 部下さんを止めているもの
こんにちは。女性管理職22年の いくみ(@nesan_blogger)です。
あの人はやる気がない。そう言われている部下さんが、どの職場にもいます。けれど本当に、やる気の問題なのでしょうか。
この記事では、やる気がないように見える部下さんに何が起きているのかと、見方をひとつ変えるだけの対処について、具体例を踏まえて解説します。
「やる気がない」の正体は、たいてい状況のほうにある
「あの人、やる気がないよね」
そう言われているシーンをよく目にしてきました。
なのですが。
よく聞いてみると、やる気がないわけではないことが、ほとんどでした。
・何をすれば正解か、分からない
・前にやって、否定された
・自分がやる意味が、見えていない
どれも、やる気の問題ではありません。
やる気は心の中にあるものだと思われがちですが、実際には状況のほうに、かなり左右されます。
同じ人が、置かれる場所によって別人のように動く。そんなこともしょっちゅうです。

いちばん多いのは、一度否定された経験
いちばん多かったケースは一度、否定された経験です。
提案したら却下された。やり方を変えたら、注意された。
そのあと人は、こう学びます。
「余計なことをしないほうが安全だ」
これは、やる気を失ったのではありません。賢く適応した状態なのです。
ここに気づいたとき、私は少し怖くなりました。
その否定を、自分がした可能性があるからです。忙しいときに「今はそれ、いいから」と返したことが、一度もなかったとは言えません。
言ったほうは覚えていなくても、言われたほうは覚えています。そして、黙るようになる。
やる気のない部下さんを作っていたのは、こちらかもしれないのです。
「何が、この人を止めているんだろう」に置き換える

見方をひとつ変えるだけです。
「やる気がない」ではなく「何が、この人を止めているんだろう」と考える。
分からないのか。こわいのか。意味を感じていないのか。原因によって、打つ手はまったく変わります。
分からないなら、具体的に伝える。こわいなら、まず安全だと分かってもらう。意味が見えていないなら、その仕事が何につながるかを話す。
やる気という言葉を使うのをやめると、考えることが増えます。そして、たいてい何か見つかるのです。
逆に「やる気がない人」と決めてしまった瞬間、こちらの打つ手は全部なくなります。相手の性格の問題にしてしまうと、もう動かしようがありませんからね。
もちろん、いくら考えても分からない日もあります。それでも、決めつけないでおくことはできます。
部下さんのやる気については、こちらの記事にも書いています。合わせてお読みください。
最後にひとこと
本当にやる気がない、という人は、思っているより少ないものです。
止まっている理由が、まだ見えていないだけ。
決めつける前にもう一度聞いてみることを、ぜひ心していきます。
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