「やる気がない」と決めた瞬間に、打つ手がなくなる 部下さんを止めているもの

2026年10月11日 いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

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こんにちは。女性管理職22年の いくみ(@nesan_blogger)です。

あの人はやる気がない。そう言われている部下さんが、どの職場にもいます。けれど本当に、やる気の問題なのでしょうか。

この記事では、やる気がないように見える部下さんに何が起きているのかと、見方をひとつ変えるだけの対処について、具体例を踏まえて解説します。

「やる気がない」の正体は、たいてい状況のほうにある

「あの人、やる気がないよね」

そう言われているシーンをよく目にしてきました。

なのですが。

よく聞いてみると、やる気がないわけではないことが、ほとんどでした。

・何をすれば正解か、分からない
・前にやって、否定された
・自分がやる意味が、見えていない

どれも、やる気の問題ではありません。

やる気は心の中にあるものだと思われがちですが、実際には状況のほうに、かなり左右されます。

同じ人が、置かれる場所によって別人のように動く。そんなこともしょっちゅうです。

いちばん多いのは、一度否定された経験

いちばん多かったケースは一度、否定された経験です。

提案したら却下された。やり方を変えたら、注意された。

そのあと人は、こう学びます。

「余計なことをしないほうが安全だ」

これは、やる気を失ったのではありません。賢く適応した状態なのです。

ここに気づいたとき、私は少し怖くなりました。

その否定を、自分がした可能性があるからです。忙しいときに「今はそれ、いいから」と返したことが、一度もなかったとは言えません。

言ったほうは覚えていなくても、言われたほうは覚えています。そして、黙るようになる。

やる気のない部下さんを作っていたのは、こちらかもしれないのです。

「何が、この人を止めているんだろう」に置き換える

見方をひとつ変えるだけです。

「やる気がない」ではなく「何が、この人を止めているんだろう」と考える。

分からないのか。こわいのか。意味を感じていないのか。原因によって、打つ手はまったく変わります。

分からないなら、具体的に伝える。こわいなら、まず安全だと分かってもらう。意味が見えていないなら、その仕事が何につながるかを話す。

やる気という言葉を使うのをやめると、考えることが増えます。そして、たいてい何か見つかるのです。

逆に「やる気がない人」と決めてしまった瞬間、こちらの打つ手は全部なくなります。相手の性格の問題にしてしまうと、もう動かしようがありませんからね。

もちろん、いくら考えても分からない日もあります。それでも、決めつけないでおくことはできます。

部下さんのやる気については、こちらの記事にも書いています。合わせてお読みください。

最後にひとこと

本当にやる気がない、という人は、思っているより少ないものです。

止まっている理由が、まだ見えていないだけ。

決めつける前にもう一度聞いてみることを、ぜひ心していきます。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年、著者ミュージシャン。 40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で22年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。 → 詳しいプロフィールはこちら → メルマガ登録はこちら