「うちは優しいチームだから」その穏やかさ、本当に優しさですか

2026年9月16日 2026年9月18日 いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

「うちは優しいチームだから」。雰囲気は穏やかで、ぎすぎすしたところもない。けれど、それは本当に優しさなのでしょうか。

この記事では、優しいチームと甘いチームの違いと、その中身を確かめるたったひとつの方法について、具体例を踏まえて解説します。

優しいチームと甘いチームは、外から見ると同じ

優しいのか、甘いのか。この二つは、よく似ています。

・優しい:言いにくいことも、安心して言える
・甘い:言いにくいことを、誰も言わない

外から見ると、どちらも穏やか。声を荒げる人もいないし、会議も和やかに進みます。

なのですが。

中身は、まるで逆なのです。

優しいチームでは、耳の痛い話も表に出てきます。言っても大丈夫だと、みんなが思えているから。

一方で甘いチームでは、波風を立てないことが優先されます。気づいていても口にしない。その結果、穏やかな空気だけが保たれていく。

同じ「穏やか」でも、片方は安心の上に、もう片方は沈黙の上に成り立っているのです。

ミスの報告の早さで、チームの中身が分かる

では、自分のチームがどちらなのか。確かめる方法がひとつあります。

ミスの報告が、早いかどうか。

安心できる場では、これがすぐに出てきます。

「すみません、ここ失敗しました」

言いにくいはずのひと言が、自分から、早めに届く。

ところが、甘いだけの場ではそうはいきません。ミスは、静かに隠れていくのです。

そっか。穏やかに見えていたのは、言えないことが沈んでいたからかもしれない。

そう考えると、少し背筋が伸びます。報告が遅れて、気づいたときには大きくなっていた。そんな場面は、管理職を長くやっていれば一度や二度ではありませんからね。

優しさは「ぬるい職場」と誤解されがちです。けれど実際には、安心して話せる場のほうが、問題は早く見つかります。

早く見つかれば、小さいうちに直せる。それはそのまま、チームの生産性にもつながっていくのです。

ミスの報告を受けたら、最初のひとことだけ決めておく

では、報告が早く届くチームにするにはどうするか。

私が心がけているのは、ミスの報告が来たときの、最初のひとことだけを決めておくことです。

「言ってくれて、ありがとう」

直し方は、それから考えればいいのです。

報告した部下さんは、どう返されるかを必ず見ています。最初の反応が責める言葉なら、次の報告は遅くなる。感謝から入れば、次もまた早く届く。

最初のひとことは、その場の返事であると同時に、次の報告への招待状でもあるのです。

もちろん、状況によっては内心穏やかでいられないこともあります。だからこそ、先に決めておく。考える前に口から出るようにしておくと、ずいぶん違います。

最初のひとことの大切さについては、こちらの記事にも書いています。

最後にひとこと

穏やかなチームであることと、安心して話せるチームであること。似ているようで、違います。

「言ってくれて、ありがとう」から始まる場を、これからも大切に育てていきたいと思います。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年、著者ミュージシャン。 40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。 → 詳しいプロフィールはこちらメルマガ登録はこちら