「気にしすぎだよ」が部下さんを黙らせる 励ます前にやることがひとつだけある

2026年9月7日 いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

落ち込んでいる部下さんに、なんとか元気を出してほしくて声を掛ける。なのに、話がそこで途切れてしまう。そんな覚え、ありませんか。

この記事では、良かれと思った励ましが相手の口を閉じさせてしまう理由と、言い方をひとつだけ変えるやり方について、

私の失敗談を交えて解説します。

「そんなことで落ち込まないで」が、部下さんの口を閉じさせる

「そんなことで落ち込まないで」

「気にしすぎだよ」

励ますつもりで、そう伝える。悪気なんて、ひとつもありません。

なのですが。

言われた側の顔は、たいてい少し曇るのです。

なぜなのか。この言葉が、相手の気持ちに正誤をつけているからです。

落ち込むほどのことではない。気にするほうがおかしい。伝えるつもりのなかった判定まで、一緒に手渡してしまっている。

気持ちに◯や×をつけられると、人はそこで話すのをやめます。

部下さんがほしいのは判定ではありません。いったん気持ちを置ける場所のほうです。

正しいか間違っているかを決めてもらいたくて、口を開いたわけではないのですから。

良かれと思った励ましが、話の続きを止めていた

やっかいなのは、こちらは励ましているつもりだということ。

元気を出してほしい。その一心で言っている。だから、自分ではなかなか気づけません。

私も長いこと、そうでした。相談を受けるたびに、なんとか前向きにさせようとして、明るい言葉ばかり探していたのです。

落ち込んだままにしておくのは可哀想だ。上司として、早く元の調子に戻してあげたい。そんなつもりでいました。

けれど、受け取る側に残るのは別のもの。

この人には話しても無駄だ。

そう思わせてしまっていたのだと、ずいぶんあとになって気づきました。

「大丈夫です」

そう返されて、会話が終わる。あれは納得してもらえたのではなく、閉じられただけだったのです。

善意でやっていることほど、直しにくい。困っているわけでもないので、指摘してくれる人もいませんからね。

「そう感じたんだね」評価ではなく確認に変える

やることは、ひとつだけです。

「気にしすぎだよ」を「そう感じたんだね」に変える。

評価ではなく、確認。相手の気持ちを、そのまま言葉にして返すだけです。

それだけで、部下さんは話の続きを教えてくれます。

「つらかったね」

このひと言でも十分です。解決策を出さなくていい。まず、そのまま受けとめる。

励ましは、あとでいいのです。私はこの順番を、長いこと逆にしていました。

先に受けとめてもらえた人は、自分で立ち上がっていくものですからね。

もちろん、うまく言えない日もあります。それでも、気持ちに◯も×もつけないと決めておくだけで、口から出る言葉は変わってくるものです。

最後にひとこと

気持ちに、◯も×も、つけない。

言葉にすれば簡単ですが、とっさの場面では難しい。

それでも、話しかけてくれた部下さんが、次もまた話してみようと思えるように。今日も、まず受けとめるところから始めます。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年、著者ミュージシャン。 40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。 → 詳しいプロフィールはこちらメルマガ登録はこちら