「任せるね」は信頼の合図か、突き放しか 覚えるのはフレーズではなく相手

2026年9月14日 2026年9月15日 いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

同じ言葉をかけているのに、ある部下さんには届いて、別の部下さんには届かない。むしろ逆効果だった。そんなこと、ありませんか。

この記事では、同じ声掛けが相手によって正反対の意味になる理由と、言葉を「その人仕様」にするために私が見ているポイントについて、具体例を踏まえて解説します。

「任せるね」が信頼にも、突き放しにも聞こえる

たとえば「任せるね」。

経験を積んだベテランの部下さんにとっては、信頼の合図です。自分のやり方でやっていい、と受け取ってもらえる。

なのですが。

まだ経験の浅い若手の部下さんには、突き放されたように聞こえることがあるのです。

逆もあります。

「一緒にやろう」

若手には心強い言葉でも、ベテランには、疑われているように響いてしまう。

言葉そのものは、どちらも優しいのです。けれど受け取る側の経験や状況が違えば、意味はひっくり返ってしまう。

同じ言葉が、逆の意味になる。

つまり、誰にでも効く正解のフレーズなんて、ないんですよね。

正解のフレーズを探していた頃の私

管理職として長く過ごすなかで、使いやすい言葉を集めてきました。

言いにくいことを伝えるとき。落ち込んでいる人に声を掛けるとき。場面ごとに「こう言えばいい」という引き出しがあると、ずいぶん助けられます。

ところが。

同じ引き出しから出した言葉が、ある人には響いて、ある人には響かない。そんな場面に、何度も出会ってきました。

そっか。私、言葉のほうばかり見ていたんだ。

フレーズは入口としては役に立ちます。でも、それを受け取るのは目の前の一人ひとり。大事にしているものも、動きやすい言われ方も、みんな違います。

うまくいった言葉を、次の人にもそのまま使う。それで届かなかったとき、相手のほうに原因を探していたこともありました。

覚えるべきだったのは、フレーズではなく相手のほうだったのです。

言葉を「その人仕様」にするために見ている2つのこと

それからは、声を掛ける前に、相手のことを思い浮かべるようにしています。見るところは2つです。

・その人は、何を大事にしているか
・どう言われたら、動きやすいか

手がかりになるのは、普段の様子です。どんなときにモチベーションが上がっているか。日頃から観察しておいて、いざというときに思い出す。

言葉を「その人仕様」にできたとき、マネジメントはぐっとやりやすくなります。

そしてもう一つ。そこに、自分の温度も込めること。借りてきた言葉ではなく、自分の言葉として渡すことです。

もちろん、読み違える日もあります。それでも、相手を見ようとしたうえでの言葉は、ちゃんと違って届くものです。

「任せる」の伝え方については、こちらの記事にも書いています。

最後にひとこと

正解のフレーズは、ない。

あるのは、目の前のその人に合わせること。シンプルですが、これに尽きます。

これからも言葉を集めるより先に、一人ひとりの顔を思い浮かべて、声を掛けていきたいです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年、著者ミュージシャン。 40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。 → 詳しいプロフィールはこちらメルマガ登録はこちら