「いつでも言ってね」が部下さんに届かない理由|相談される上司になる仕組みづくり
こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
「何かあったら、いつでも言ってね」
部下さんに、つい、そう伝えてしまうことがあります。
業務多忙であろうお相手への思いやりのつもりですが、部下さん側からするとかえって戸惑ってしまう…
この記事では、「いつでも相談して」が部下さんに届かない理由と、自然と相談してもらえるようになる具体的な仕組みについて、私の失敗談を交えて解説します。
開いているドアと、入っていいドアは別|私が上司に相談できなかった理由
実は以前、私自身が上司からこの言葉を受け取ったのです。
「何かあったら、いつでも言ってください。」
その上司は“どうぞどうぞ”という雰囲気も、常に醸し出してくれていました。
でも私は、ほとんど何も相談しませんでした。
いつも忙しそうにしている。そして「いつでも」が、いつなのか分からない。
開いているドアと、入っていいドアは、別なのです。
もちろん、上司に悪気があったわけではありません。むしろ、善意から出た言葉だったと思います。
なのですが。それでも届かなかった。それが事実なのですよね。
言葉は、発した側の善意ではなく、受け取った側の状況で意味が決まる。あの頃の私は、まさにそれを体現していた部下でした。

「いつでも」は、いつまでも来ない|待つだけの上司になっていた失敗談
そして、時は経ち。
私自身も上司の立場になったとき、部下さんに同じことを言ってしまっていました。
「いつでも言ってね」と伝えて、それで自分は”門戸”を開いているつもりでいた。
でも実際は、待っているだけだったのです。
考えてみてください。部下さんは上司の忙しさを測って、タイミングを見計らって——そこまでして、やっと切り出せるかどうか。
相談って、それだけで、けっこうな覚悟がいるものですから。
そっか。私、部下さんに”覚悟”を求めてしまっていたんだ。
「いつでも」は、たいてい、いつまでも来ません。
部下さんが相談しやすくなる「なんでも相談タイム」のつくり方

同僚とそんな話をしていたら、彼女が工夫していることを教えてくれました。
「火曜日と木曜日の15時から16時まで、空けてあるからね」などと、もう日時を指定してしまう。そこに部下さんから予定を入れてもらうようにする。
スケジュールのタイトルは「なんでも相談タイム」。そしたら、だんだん予定を入れてくれるようになったのだそう。
なるほどー!と納得しきりです。
それ以来、私もこの「なんでも相談タイム」真似することにしました。
ポイントは二つあります。
一つめは「相談ある?」ではなく「ここ2時間、空いてるよ」と、枠で伝えること。
二つめは「内容はそのときに教えてくれればいい」と先に言っておくこと。あらかじめの予告を不要としておくこと。
議題を用意しなくていい、と分かるだけで、部下さんのハードルはぐっと下がりますから。
そして実際に枠を作ってみると、意外とざっくばらんに話が始められたりするものです。
最後にひとこと
ドアを開けておくのは、優しさです。
でも、待つよりも呼びに行くのが、上司の仕事なのかもしれません。
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