「根性論が通じない」の正体は、部下さんの”受け方”が変わったこと
こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
「最近は根性論が通じない」——そんな声を耳にすることが増えましたし、私自身も感じています。
実際のところ、何が起きているのでしょうか?
解説します。
変わったのは「考え方」ではなく「受け方」
社会人を40年以上やってきて、おそらくその半分、いや3分の2くらいは「上司の根性論」「私についてこい」「背中を見せる」的なマネジメントが主流だったように思います。
なのですが。
昨今、このスタイルはすっかり通じなくなりつつあります。
若い世代の価値観、多様性を重んじる時代背景…影響しているものは色々あるでしょう。
でも、部下さんと接していて感じるのは、変わったのは考え方というよりも”受け方”なのではないか?ということ。
たとえば「これくらい気合いでなんとかなるよ」という一言。かつては励ましとして受け取られていたものが、今は「わかってもらえていない」というサインとして届いてしまう。
同じ言葉を投げかけても、受け取る側の感覚がまるで違うのですよね。

いま求められるのは、厳しさでも優しさでもない
そして、これまでどちらかというと「女性的」とされてきたコミュニケーションのスタイルが、より良いとされるようになってきたのかもしれません。
たとえば、共感してほしいという気持ちに応えること。結果だけでなく、プロセスを大事にすること。感情の共有を重視すること。
いま求められているのは、厳しさでも、逆に優しさでもなく、否定されないこと。安心して話せること。尊重されていること。そんな「感覚」なのですよね。
時には「それって甘やかしでは?」と誤解されるかもしれません。
でも、そうではないのです。甘やかしと、安心して話せる場をつくることは、まったく別のものですから。
心理的安全性が、チームの生産性を上げる

安心できる場だからこそ「実はここ、失敗しました」が早く出てくる。問題が早く見つかる場は、より高い生産性にもつながるものです。
逆に、どこか高圧的に詰めようとしても、ミスは隠れるだけ。報告が遅れて、気づいたときには大ごとになっている…そのほうが、よほど怖いこと。
だから、失敗の報告を受けたら、まず「言ってくれてありがとう」。
責めるのは後回し、というより、責めても何も生まれません。それより、どうリカバリーするかを一緒に考える。ここを一緒にやれるかどうかで、次の報告が上がってくるスピードが変わってくるのです。
大事なのは「言っても大丈夫」を渡すこと。信頼は、部下さんが差し出すものではなく、上司が先に差し出すもの。そう考えるようになってから、私自身もだいぶ気持ちが楽になりました。
最後にひとこと
本音が言えるチームは、強い。
時々に合わせて、この環境を作っていく方法は様々あるから、そのために思考を柔軟に保っておくことも、管理職として大切な役目だと、あらためて実感する今日この頃です。
一部上場企業にて女性管理職21年の私が、あなたの悩み解決をお手伝いします。すでに女性管理職で活躍されている方、これから目指したいと思っている方、女性管理職とともにお仕事をされている男性の方、企業の育成担当者の方、どうぞお気軽にお問い合わせください。