部下さんの「なんとなく違和感」は正解だった|現場のセンサーを活かす上司の対応
こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
研修を依頼している外部講師の方から、一風変わったリクエストがきました。
「過去に弊社の講師が実施したセミナーの動画があればシェアしてもらえますか?」
なぜ変わっているかというと、同じ会社の講師が実施しているのだから、動画はそちらでストックしているのじゃないか?と思ったからです。
この出来事を元に気づいたこと、それは「部下さんのなんとなく違和感」を大切にする。
解説します。
外部講師からのリクエストに部下さんの違和感
このリクエストについて、あらためてよくよく話を聞いてみたら、「一般財団法人」で講師の方々はそれぞれ独立して仕事を持っており、ある共通のテーマについて講演会の運営を事務局が管理しているのみ(個々の講師の講演素材がストックされていない)という形式だということがわかりました。
以前に、たまたま弊社側で先方に許可をもらって動画撮影したものがあって、それを別の講師の方が参考にしたいとのこと。
当時は直接私がこの研修会を担当していなかったので状況が分からず、取りまとめをしていた部下さんに相談してみました。
すると。
「あのーー。うちの会社で録画したものを、たとえ同じ財団法人の講師間だったとしても、簡単に共有するのは良くないのでは?」との返答です。
確かに「講師がそれぞれ独立している」という状況であれば、そもそも、この時の担当講師に動画のシェアをしていいか確認する必要があるかもしれません。それが理由?と聞いたら
「いや、個人的になんとなく”リスクがあるかも”的な違和感があって。すみません。なので、ご判断はお任せします。」との説明でした。

違和感を尊重しつつ、代替案を考える
単に”個人的な違和感”だけで決めるのは、どうかという意見もあるかもしれませんが、私は、こうした「部下さんのなんとなく違和感」というのは大切にしたいと考えています。
主担当してくれていた彼女だからこそ気づける何かのセンサーかもしれないからです。
ただ、講師からの依頼を無碍に断るのも忍びないので、「他にどの方法がある?」と訊ねたところ、プレゼンのスライドならば良いのではないかとのこと。
確かに、動画に比べて紙のほうがベターかもしれません。
結局、部下さん提案のとおりスライドを送ったところ、先方から「動画でなくともこのスライドで十分です。ありがとうございました」との返事がきてほっと一安心です。
「なんとなく違和感」を大切にしたいと思えた出来事

部下さんに「その違和感、なんで?」っとわざわざ追求する必要もないし、取引先に「できません」と一蹴してあらぬ波風立ててしまっても詮無いし…部下さんの違和感を尊重しつつ、先方の要望にも応えられる形に落ち着きました。
「なんとなく違和感」って、案外大事なんですよね。
理由がうまく説明できなくても、現場で日々業務に向き合っている人だからこそ感じ取れる、何かがある。
「根拠がないから」と無視してしまうのではなく、「そう感じたのはなぜだろう?」と一緒に考えてみる。そして、その違和感を活かしながら、別の解決策を探す。
それが、相手を信頼するということなんだと思います。
いずれにしても、部下さんの違和感、これからも大切にしたいと思えた経験でした。
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