後輩女性管理職からの相談で気づいた「自分のストーリーを語ること」の大切さ
こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
先日、社外の女性管理職の方とお話しする機会がありました。
新しい部署への異動、ロールモデルの不在、男性優位の職場でのリーダーとしての孤独感…。そんな悩みを抱えた彼女からの相談を受けたのですが、私自身があらためて大切なことに気づかされたのです。
解説します。
後輩や部下さんからの相談、どう向き合っていますか?
キャリアやスキルについて後輩や部下さんから相談を受けるとき、つい「何か教訓的なことを話さなければ」と肩に力が入ってしまう…そんな経験はありませんか?
特に女性管理職同士となると、同じ悩みを抱える仲間として、「役に立つようなことを言わなければ」という気持ちが余計に強くなるもの。
でも、それって実は、相手が本当に求めているものとズレていることがあるのです。
今回の相談をもらって、「正しいアドバイス」よりも、もっと相手の心に響く関わり方がある、ということに気付かされました。
具体的に言いますと、自分自身の経験とストーリーこそが誰かの背中を押す力になる、ということ。
具体的なエピソードを交えてお伝えします。

相談してきた彼女が、実は求めていたこと
今回お話しした女性管理職の方。同じ会社で長年勤めてきて、最近経験のない新しい部署への異動となり、ビジョンが描けず不安を感じているとのことでした。
加えて、男性優位の職場でリーダーとして孤軍奮闘されていて、身近にロールモデルもいない。
そんな状況で「同じような経験を持つ方の話を聞きたい」と相談してきてくれたのです。
私はてっきり、自分が全く新しい部署でリーダーを任されたときの戸惑いとか、女性管理職がまだ少なかった頃の苦労話とか、そういったことを求められているのだと思っていました。
ところが。
「実は、こんなことを聞きたいのですが…」と全然別の質問を受けたのです。
予想外の展開、「全く別の質問」が飛んできた
彼女が聞きたかったのは、私が管理職をやりながらビジネス書の著者としても活動していること、その点についてでした。
「なぜ、管理職をやりながら著者を志したのですか?」
これは正直、かなり予想外でしたが、せっかくなので、自分のそれまでの経験を包み隠さずお伝えしました。
要約しますと
”会社員として充実した毎日を過ごしていても、いつかは必ずその時間に終わりが来る。だからこそ、どこかの時点で「その先の自分のライフワーク」を見つけて、並行してコツコツ育てていくことが大切。私の場合はそれが「執筆」だった”…といった内容です。
すると彼女から、こんな言葉が返ってきたのです。
「通常業務に関することはもちろんですが、将来の自分の幅を広げていけるような経験をコツコツ積み重ねていきたいと思いました。明日からまた、頑張ります!ありがとうございました。」
…ちょっと、びっくりしました。そして、じーんときました。

「正しいアドバイス」より「リアルなストーリー」が人を動かす
後輩や部下さんたちからの相談に、何かためになることを言おう、と思えば思うほど、言葉が上滑りしていくことがあります。
でも今回気づいたのは、そうじゃないということ。
自分が経験したこと、それによって気づいたこと、そういう「自分ならではのストーリーのリアル」を語ることこそが、他の誰かの役に立つのだと。
肩の力を抜いて、自分の話をしていい。
むしろ、それが一番誰かの心に届く。
これからも、そんなふうに語り伝えていきたい。気づかせてくれた後輩さんに感謝です。
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