こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。
何かと文句の多い部下さん、っていますよね。
そんな部下さんが決まって口にするのが「みんなが言ってます」どう対処すれば良いでしょうか?
「みんなが言ってます」は魔王の言葉
この「みんなが言ってます」
って、ある意味、魔法の言葉ならぬ”魔王の言葉”
聞いた方はさらに感情を逆撫でされるし、言った方は「ドヤ」みたいな心情になるように思います。
例えば
「◯◯って、おかしくありませんか?みんなが言ってます」
「◇◇って、意味ないですよね。みんなが言ってます」
おそらくイライラした感情を持ちながらでしょう。
だからこそ、イライラに同調するのではなく、あえて、冷静な対応を心がけます。
「みんな」は存在しない?
「みんな、って具体的に誰と誰かしら?教えてくれたら一人一人に声かけますよ」
すると、慌てて返答がきます。
「誰が言っているかなんて、告げ口するみたいで教えられるわけないじゃないですか」
おそらく「みんな」とは、より効果がある”枕詞”よろしく、使っているのではないだろうか?
実際に、仲間同士数人で愚痴の言い合いをしているのかもしれません。
つまり「みんな」は存在しないのです。
とはいえ。
それをまともにぶつけようとしたところで詮無いですから、返し方を工夫します。
「なるほど。それでは”みんな”とまた、あらためて話しますから、とにかくあなたの意見を聞かせてください。文句じゃなくて意見をお願いしますね」
「みんなが言ってます」の対処法
すると。
部下さん、どうやら”毒気を抜かれた”(?)らしく「みんなが言ってます」と剣幕な様子から一転、トーンダウン。
そこで、あらためて筋立てて「私の意見は◯◇です」と話を聴かせてくれたら、その改善策を考えていけばいいし
あまり理由もなく「おかしいものはおかしいんです」的な言い方に終始するようならば、受け流せばいい。
相手の負の感情に巻き込まれたり、ストレートにキャッチするのではなく、「のれん」のように対応していく。
文句の多いタイプにはこの点を心がけてみると、自分もストレスフルにならずに済みます。
最後にひとこと
自分も上司に何か意見(クレーム?)を申し述べようとするときには、つい「みんなが言ってます」と口から出そうになります。
もちろん、褒め言葉的にこの表現を使うのは良いけれど、ネガティブなことに対して使うのは、誰も幸せにならない。
あらためて自分事としても反省です。