こんにちは。女性管理職15年の いくみ(@nesan_blogger)です。
2020年からの新型肺炎流行で働き方の大きな変化が起こっています。
オフィスで当たり前に「リアルコミュニケーション」をおこなっていた状況から、お互いにテレワーキングで「リモートコミュニケーション」を推進していく状況に取り組んでいる毎日。
離れているからこそ、上司がやってはいけない3つのこと。
リモートメインでの働き方をおこなってきてほぼ一年。私が感じた点をご紹介します。
リモートコミュニケーション「上司がやってはいけない3つのこと」ポイント
まずは、「上司がやってはいけない」3つのポイントについて。
- 否定語で返す
- 業務開始/終了挨拶メールをスルーする
- 日々の成果をチェックしない
さらに具体的にお伝えします。
否定語で返す
リアルでお互いに同じ場にいて仕事をしていると、何かに困ったときはすぐさま傍について、その様子を目視することができます。
一方、リモートだと、ご本人が困っていてその事象を一生懸命メールや電話で説明しようとしてくれるのだけれど、見ていないといまいちピンと受け止められないこともある。
例えば、システムにアクセスしようとしてエラーが出てしまって…などといったとき。
自分もリモートで業務していて問題なくアクセスできていると「いやいやそんなことないでしょう」とつい、否定語で返してしまいがち。
アクセスしようと努めて実際にはできないのだから、
「お疲れさまです。通信環境のトラブルかもしれないから、ITサポート担当に相談してみてね」とアドバイスします。
まずは相手の労をねぎらって、自分が専門で扱っていることでなければ、その事象の専門担当者に相談することを勧める。
その後「解決しました」と報告があれば嬉しいし、解決できていないのならば、またサポートすればよい。
言葉だけのやり取りだからとくに、否定語で返さなければ次の手立てを一緒に考えることができます。
業務開始/終了挨拶メールをスルー
リモートワークをしている部下さんたちには、業務開始/終了報告のメールをお願いしています。
とはいえ、業務開始時も終了時も、何かとこちら側もバタバタしていることが多い。
つい、もらったメールをスルーしてしまいがちになりますが、簡単でもよいので、必ず返すことが大切。
リアル勤務だったら「おはようございます」「お先に失礼します」といった声掛けに無視する人はいません。
リモートだって同様なのです。
日々の成果をチェックしない
挨拶メールとともに、業務終了時には、当日に実施した成果報告をもらいます。
報告自体は簡単な箇条書きスタイルでよいですが、その成果を表しているデータや文書や、必ず上司が確認することができる。
業務は毎日動いていて毎日変化があるのだから、報告もらったことをちゃんと見にいって理解してこそ、次の日のリモートワークへの必要な指示が出せるものです。
巷間「リモートワークだと、ほんとうに部下さんが仕事をしているのか?図りかねることがある」などと言われますが、それは、上司がちゃんとチェックしていないからだとも言えます。
とにかく「愛」を忘れない
それまで当たり前に間近にいて一緒の空気感で仕事をしてきた働き方から、お互いに離れたところでも一体になって仕事をする働き方へ。
「上司がやってはいけないこと」について書きましたが、根底に「相手への愛、信頼」という思いがなくてはリモートコミュニケーションは成り立たない。
このことを忘れないようにして、今後の多様な働き方にさらに取り組んでいきたいです。
最後にひとこと
コロナ禍という辛い出来事があって、こうしたことを考える機会がありましたが、働き方だけでなく、コミュニケーションのあり方もさらに多様化してい今後に向けて。
相手の状況を思いやりつつ、どんな距離感だったとしても、信頼関係を築いていくことが大切なのだと心しています。