新任管理職が着任してすぐやるべきこと やり方より先に決め方を渡す
こんにちは。女性管理職22年の いくみ(@nesan_blogger)です。
上司が代わった途端、職場が静かになる。仕事の中身は何ひとつ変わっていないのに、みんなの動きが鈍くなる。そんな時期に覚えはありませんか。
この記事では、そのとき部下さんに何が起きているのかと、新しく来た側がまずすべきことを、具体例とともに解説します。
仕事は同じなのに、全部が学び直しになる
上司が代わると、職場の空気は驚くほど変わります。
報告していいタイミング。どこまで自分で決めていいか。何を大切にする人なのか。
全部、学び直しになるのです。
前の上司のやり方に慣れていた人ほど、しばらく動けなくなります。
なのですが。
これは、能力の問題ではありません。
人が変わるというのは、ルールが変わるのと同じだからです。
同じ報告でも、前の上司は細かいほうを好み、今度の上司は結論だけを求めるかもしれない。どちらが正しいという話ではなく、基準が入れ替わっただけ。
それを探りながら仕事をしているのですから、遅くなって当然でした。
新しく来た側が「なんでこんなに動きが悪いんだ」と思うとき。たいていは、まだルールを渡していないんですよね。
先に変えるべきは、やり方ではない

新しく入った側にも、言い分があります。
早く成果を出したい。前のやり方は、変えたい。
私にも覚えがあります。着任してすぐ、気になるところが目につくのです。ここはこうしたほうが早い、この資料は要らないのでは、と。
最初に変えるべきは、やり方ではありません。どう決めるかを伝えることなのですよね。
やり方を変えると、反発が来ます。これまでを否定されたように受け取られるからです。
けれど決め方を先に見せると、ついてきてくれる。判断の基準さえ分かれば、部下さんは自分で動けます。
順番が逆だと、同じことをしていても進まないのです。
決め方が分かっていれば、細かいやり方は自然に寄ってくる。こちらが変えなくても、現場のほうが合わせてくれるのです。
来たばかりの頃に、私が言う2つのこと
着任して間もない頃、私が必ず伝えることがあります。
「困ったら、まず声をかけてください」
「決めるのは私です。責任も私が持ちます」
前者で、動きやすくなります。後者で、安心してもらえます。
どちらも特別なことは言っていません。それでも、声に出して伝えておくかどうかで、最初の数か月がまるで違ってきます。
慣れるまでの時間を、どれだけ短くできるか。そこに、いちばん意味があると思っています。
もちろん、言ったからといってすぐには変わりません。様子を見ている部下さんのほうが、ずっと多いはずです。
それでも、待つ側の気持ちで過ごせるようになります。
新しい部署での関係づくりについては、こちらの記事にも書いていますので、合わせてお読みください。
最後にひとこと
動きが悪いように見えるのは、たいてい最初の数か月だけ。
渡すものを渡せば、ちゃんと動き出します。
まずルールを渡す。管理職のリスタートはそこからです。
元 プライム上場企業にて女性管理職22年の私が、あなたの悩み解決をお手伝いします。すでに女性管理職で活躍されている方、これから目指したいと思っている方、女性管理職とともにお仕事をされている男性の方、企業の育成担当者の方、どうぞお気軽にお問い合わせください。