部下さんが黙ったときの3秒 沈黙を待てる上司になるための3つの視点
こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
面談や1on1の場で、部下さんが黙ってしまったとき。あの3秒って、やけに長く感じませんか。
気まずさに耐えられなくて、つい、こちらから言ってしまう。
「たとえば、こういうこと?」
「まあ、無理しなくていいからね」
よかれと思って。
なのですが。その沈黙は拒否ではなく、相手が言葉を探している時間だったのです。
この記事では、部下さんの沈黙を待てるようになるための考え方とコツを、3つの視点から解説します。
【視点1】沈黙は拒否ではない。部下さんが言葉を探している時間
部下さんが黙る。その数秒間、上司の頭の中では色々な想像が駆け巡ります。
不機嫌にさせてしまったかな。質問の仕方がまずかったかな。
だから、埋めたくなる。「たとえば、こういうこと?」と、こちらから答えを差し出してしまうのです。
でもね。相手はそのとき、自分の中にあるものを、なんとか掬い上げようとしている最中。
まだ形になっていない想いを、必死に言葉へ変換しようとしているのです。
そこにこちらの言葉を被せてしまうのは、相手の言葉を奪っているのと同じこと。
私が差し出した「たとえば」に、部下さんが「あ、そうです、それです」と乗っかってきたとき。それは本音ではなく、私が用意した答えを選んでくれただけ…という経験を、何度もしてきました。

【視点2】埋めているのは、相手の沈黙ではなく自分の落ち着かなさ
では、なぜ私たちはこんなにも沈黙が苦しいのか。
理由はとてもシンプルで「嫌われたかな」「怒らせたかな」と思ってしまうから。
つまり埋めているのは、相手の沈黙ではなく、自分の落ち着かなさのほうなのです。
そっか。あれは相手のためではなくて、自分のためだったのか。
そう気づいてから、待つことへの抵抗がなくなってきました。
沈黙は、相手が私を拒んでいるサインではない。むしろ、それだけ真剣に向き合ってくれている証だったりもするのです。
沈黙が続いているとき、心の中で「これは私の焦り」と名前をつけてみる。たったそれだけで、あの3秒が、ずいぶん扱いやすいものに変わります。
【視点3】待つときのコツは、相手の顔ではなく手元を見ること

とはいえ、根性で耐えるのはしんどい。そこで一つ、具体的なコツを。
相手の顔ではなく、手元を見ることです。
じっと見つめられると、人はよけいに焦ってしまう。早く何か言わなければ、と追い立てられてしまうのです。
だから、視線を少しだけ外して待つ。資料に目を落とすでもいい、自分の手元のペンを見るでもいい。
それだけで「急かされていない」が相手に伝わります。
待てる人の前でしか、本音は出てこない。これは、管理職を21年やってきて心から実感していることです。
沈黙をこわがらない上司でいること。それ自体が、部下さんへの静かなメッセージになるのです。
最後にひとこと
今日、目の前の誰かが黙ったら。3秒だけ、待ってみてください。
その3秒の先に、その人がずっと言えずにいた言葉が、待っているかもしれません。
一部上場企業にて女性管理職21年の私が、あなたの悩み解決をお手伝いします。すでに女性管理職で活躍されている方、これから目指したいと思っている方、女性管理職とともにお仕事をされている男性の方、企業の育成担当者の方、どうぞお気軽にお問い合わせください。