AI時代にこそ「人間の知性」を磨きたい。10年間学び続けてきた私が『知性大全』を読んで
AIが急速に進化して、仕事でも日常生活でも、AIを使うことが当たり前になってきました。
私自身もAIを活用する機会が増えましたが、便利になればなるほど、ふと考えることがあります。
「私はちゃんと自分の頭で考えているだろうか?」
そんな問いに向き合うきっかけになったのが、樺沢紫苑先生の最新刊『知性大全』です。
実は私は、樺沢先生から10年以上にわたって学んできました。先生に教えてもらって情報発信を始め、ありがたいことに自分自身も著者になることができました。
そんな私が今回、本書を読んで特に印象に残ったこと。3つの視点からご紹介します。
AI時代だからこそ「自分の頭で考える」
AIに質問すれば、瞬時にそれらしい答えが返ってきます。
文章も書いてくれる。
アイデアも出してくれる。
情報も整理してくれる。
本当に便利です。
でも、そこで全部をAIに任せてしまったら?
「自分はどう思うのか」
「本当にこれでいいのか」
「そもそも何を知りたいのか」
こうした問いを、自分で持つ機会が減ってしまうかもしれません。
『知性大全』で私が強く感じたのは、AI時代だからこそ、人間側の「考える力」がますます重要になるということ。
AIを使わないのではなく、AIの力を借りながらも、最後は自分で考え、自分で決める。
この感覚を忘れないことが、これからの時代にはとても大切なのですよね。
「知る・考える・決断する・行動する」をつなげる
本書では、知性について単に「頭がいい」という話だけをしているわけではありません。
「知る」
「考える」
「決断する」
「行動する」
「フィードバックする」
こうした一連のサイクルを回していくことが、知性を磨くことにつながると解説されています。
これを読んで、私自身がこれまで樺沢先生から学んできたこととも、すごくつながっていると感じました。
知識を得ただけでは、現実は変わりません。
学んだことを実際にやってみる。
やってみて、うまくいかなければ修正する。
そして、また次の行動につなげる。
私自身、情報発信を始めたことも、著者になれたことも、結局は「学んで終わり」ではなく、行動してきたからこそ今につながっているのだと思います。
知性とは、持っている知識の量だけではない。
知識をどう使い、どう行動に変えていくのか。
その大切さを、あらためて考えさせられました。
AIと共存しながら「自分らしく」生きる
そして、私がこの本を特におすすめしたい理由がここです。
これからAIは、ますます私たちの生活に入ってくるでしょう。
だからこそ、「AIを使うか、使わないか」という二択ではなく、「AIとどう共存するか」を考えることが必要なのだと思います。
本書の後半では、AI時代だからこそ、あえて紙の本を読む、体験する、人とリアルに会う、料理をする、外に出る、ボーッとするなど、人間本来の力を磨くことについても書かれています。
これが、とても印象的でした。
便利なものに囲まれるほど、私たちは「人間にしかできないこと」の価値を忘れてしまうのかもしれません。
AIに答えを出してもらう人生ではなく、自分で問いを立てる。AIに決めてもらうのではなく、自分で決断する。そして、AIの力も上手に借りながら、自分らしく生きていく。
『知性大全』は、そんなこれからの時代の生き方を考えるための一冊だと感じました。
最後にひとこと
AI時代でも「自分らしく」生きたいすべての人に、ぜひ読んでいただきたい本です。
AIを怖がるのでも、AIに依存するのでもなく、人間としての知性を磨きながらAIと共存していく。そのためのヒントが、この一冊にはたくさん詰まっています。
私自身も、これからAIを使うたびに「私はどう考える?」と、自分に問いかけることを忘れないようにしたいと思います。
