部下を「さん付け」で呼ぶ理由|上司の言葉遣いが信頼関係を変える
こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
部下さんや年下のメンバーに、どんな言葉遣いで接していますか?
上司の立場って、ただでさえ強め。悪気はなくても、言葉ひとつで相手を萎縮させてしまうことがありがちです。
私が実践している「さん付け」と言葉遣いの工夫について、事例も交えて解説します。
部下を「さん付け」で呼ぶ理由〜本田圭佑さんの話から
この記事を書いているのは2026年7月です。
開催中のサッカーW杯で、日本戦の解説を多く手掛けている本田圭佑さん。日本代表の選手たちは全員後輩なのに、ほぼ全ての選手を「さん」づけで呼ぶことが話題になっています。
このことについて取材された新聞記事から引用しますと
一律で、自分と一緒に長い間代表でやっていなかった人には、”さん”をつけるようにはしている。むしろ、ビジネスの世界では当たり前の話なんで
とのこと。
実は私も、部下さんお一人ずつに「さん」づけで呼んでいます。ビジネスの世界で当たり前かどうか、私自身はあまりピンときませんが、なんとなく呼び捨てや愛称で呼ぶのは違うな、と思うのです。
そして、言い方も高圧的にならないよう、結構気をつけています。

かつては「権威性があった方がいい」と思い込んでいた
とはいえ、最初からそうだったわけではありません。
管理職になりたての頃は、逆に、結構キツめな言葉遣いを多く使っていたように記憶しています。権威性があった方がいいのかな、と勝手に思い込んでいたからです。
でも、それだとうまくいかない。
上司には、責任を負う、チームを導く…役割はもちろんあります。でも、そこばかり前面に出すと、コミュニケーションがギクシャクしてしまいかねない。
だから、強い言葉をあえて使わなくてもいい。今はそんなふうに考えています。
呼び方ひとつ、言い方ひとつ。小さなことのようでいて、部下さんとの信頼関係を左右する、実はとても大きな要素なのです。
「リスペクト・イーチ・アザー」創業者から教わった言葉

では、キツめな言葉遣いをどう手放していけば良いのか。私がたどり着いた答えはシンプルです。
やはりどんな立場であっても、相手をリスペクトする気持ちを大切にすること。
「リスペクト・イーチ・アザー」
これは、とある企業の創業者から教えられた言葉です。
実は、彼も最初から出来ていたわけじゃなくて、経営上の試練や困難…色々な出来事を経て、この言葉を座右の銘にするようになったようでした。
勝手な想像ですが、本田さんの「さん付け」も、もしかしたら選手への敬意の表れなのかもしれないですね。
そして、お互いのことを尊重する心根があれば「ハラスメント」的なことはきっと起きないに違いない…と思えてなりません。
最後にひとこと
言葉遣いは、上司の心根を映す鏡のようなもの。
部下さんを呼びかけるその一声から、ほんの少し意識を変えていくだけでも、きっと職場がさらに温かい場所になっていくことでしょう。