企業の管理職を20年近くやってきていますが、常に悩ましいのが組織作り。
メンバー1人ずつが個性を活かして主体性をもってチームを牽引していってほしい。管理職はそれを後押しする存在に徹する
…と常に心がけようとしているつもりでも、気がつくと、つい、トップダウンで強引に持っていこうとしてしまいます。
どうしたら良いのだろう?
そんな悩みに答えてくれる1冊と出会いました。
チームビルディングコンサルタント 伊藤 じんせいさんの『自分たちで決めて、勝手に動き出す 自走する地チームの作り方』
ご紹介します。
「自走力」全然足りていない…
まずは「自走」というキーワードに、ハッとさせられました。
うちのチーム、自走力全然足りていないです。
本書の冒頭では
「自ら動かない部下が多い組織」の問題点とは?
そして、どこを変革していけば「自ら動く組織=自走組織」となれるのか?
具体的なポイントを様々教えてもらえます。
特に刺さったフレーズが
「1人ではなく、チームで経営者の右腕になる」
なるほど!この考え方を根っこに持っておけばいいのだと納得しきりです。
自走組織を作るには、どうすればいいの?
次に、自走組織を作るために必要なことや、準備の仕方・進め方について、順を追って解説してくれているのもありがたい。
結果を出しているチームが具体的に取り組んでいること、例えば
- スタンド&デリバリーの精神
- クレドカード(ビジョンや目標、行動指針等が書かれているカード)の活用
- お互いの「コミュニケーションタイプ」を共有し合う
…など、知識としては持っていたとしても、行動が伴っていなかった点も再認識。
具体的に明日から何をすれば良いのか?明確化ができます。
組織作りに悩んでいる人へ、オススメの1冊
ジェームス・スキナー氏から直に教わったという、著者ならではの"チームビルディング ノウハウの宝"が満載。
私と同じように組織作りに常に悩んでいる人へ。
ぜひオススメの1冊です。