我が職場は3月が上半期の〆。
「上半期はおつかれさまです。下半期に向けてさらにがんばろー」という趣旨のもと、キックオフミーティングを行いました。
日頃は業務に追われていて、なかなか一同に会することができずにおりますが、節目節目で、こうした行事を計画しています。
また、春は、出会いと別れの時季。
新たに入社の方、残念ながら退職される方、人の出入りが多い。
ミーティングでは、そうした方々の紹介も行い、一言挨拶もしてもらいます。
この3月で退職となる、チームメンバーのKさんは、たまたまご主人も私の元部下さんでした。
むしろご主人とのほうが、お付き合いが長かったのですが、彼もすでに退職してしまっている。
Kさんが職場にいると、ご主人のことも思い出されて嬉しいものでしたが、この度はご本人もお辞めになることに。
さびしいなー。
すると、まるで図ったかのように、その彼からメールが届きました。
「その節はお世話になりました。未熟であった私に機会を与えていただいたことが、今の私を形成していると心から思います。とても感謝しています。」
今日でKさんとのお別れだから、気を使ってくれたのかな。
ふいに、涙があふれてきて・・止まりません。
そうだそうだ、アナタは、本当に世話が焼けたわ。でも、どんどん成長してくれた。
彼と一緒に仕事をしてきた5年間が、走馬灯のようによみがえってくる。
最後にKさんに声をかけたときに、この話を伝えたら、こんどは、ふたりして涙が止まらなくなってきました。
「おつかれさまでした。ご夫婦とも、どうぞお元気で」なんとか言葉を搾り出し、見送ります。
人生、出会いと別れの繰り返し。桜の花が咲き、やがて散るがごとし。
春はそれをいっそう感じるものです。
☆アイキャッチは、ワタシのプロフィール写真を撮ってくださった、空気感フォトグラファー・花村貴史さんのnote継続課金マガジン『空気感フォト』から使わせてもらっています。
空気感フォト|花村貴史|note