学生時代の友人と46年。付かず離れずでも続く関係性が、人生の宝物になる理由
私には18歳で出会ってから今もなお繋がっている友人が3人います。気がつけば46年、もう半世紀近くのお付き合いです。
「学生時代の友達なんて、社会人になったら疎遠になるよね」
「全然違う道を歩んでいる人とは、話が合わなくなるんじゃない?」
そんな声もよく耳にします。確かに、それも一理あるのです。
なのですが。
長く繋がれる関係性には、ある共通点があると私は感じています。
この記事では、46年続く友人関係を通じて見えてきた「長く続くご縁の本質」について、私の経験を踏まえて解説します。
学生時代の友人とは、いつしか疎遠になりがち
社会人になり、それぞれが別々の道を歩み始めると、学生時代の友人とは少しずつ距離が空いてしまうもの。
これは決して関係性が悪化したわけではなく、ごく自然な流れです。
仕事の忙しさ、住む場所の変化、結婚や出産といったライフイベント…一人一人が自分の人生に向き合う中で、連絡を取る頻度は自ずと減っていきます。
私自身もそうでした。
我が母校の大学はかなり個性派揃いで、私を含めて友人たちも、いい意味でも悪い意味でも個性的で軸が頑固。同じゼミで切磋琢磨し、おしゃべりや議論や旅行を共にして、本当に長い時間を過ごしてきた仲間たち。
それが社会人になり、一人は起業、一人はソーシャルケースワーカー、一人は新聞記者、そして私は企業で管理職を目指す道へ…と、見事にバラバラの方向に進んでいきました。
途中から少しずつ疎遠になっていったのは、ある意味必然だったのかもしれません。
46年続く関係性が、人生後半の心の支えになる

ところが、そんな疎遠だった4人が、再び繋がるきっかけが訪れます。
私が結婚して広島に転居することになり、年に数回は実家のある神奈川県に帰省するようになって、「その折にみんなで集まろう」となったのです。
物理的な距離が空いたことが、逆に再会の機会を生んでくれた…人生って、面白いものです。
そして、こうして再び繋がった友人関係が、年齢を重ねるごとに、私にとってかけがえのない心の支えになっていきました。
なぜ、半世紀近くも関係性が続けられるのか
では、なぜここまで長く関係性が続けられるのでしょうか。私が感じている理由は、大きく二つあります。
一つ目は、お互いの人生をリスペクトし合えること。
これまた面白いことなのですが、ほんとみんな個性が強くて、私自身は彼女たちとは仕事を一緒にしたくない!と思うほど(笑)
シングルマザー、離婚経験あり、などライフイベントも実にバラエティに富んでいます。
だからこそ、お互いの仕事や人生に口を出すことなく、リスペクトしたり励ましあったり、そんな関係性を続けて来られたのだと思うのです。
二つ目は、根っこの考え方や生き方が共通していること。
方向性はバラバラでも、学生時代に培われた「個性派であること」「自分の軸を持つこと」というルーツは皆同じ。
表面的な共通点ではなく、生き方の根本が通じ合っているからこそ、何年ぶりに会ってもすぐに当時に戻れるのでしょう。

「付かず離れず」の距離感を大切にする
長く続く関係性のために、私が意識していること。
それは「付かず離れず」の距離感です。
頻繁に連絡を取り合うわけでもない。お互いの生活に深く立ち入るわけでもない。
でも、年に数回会えば、すぐに当時の空気に戻れる。
話題も時とともに移り変わってきました。
最初のうちはキャリアと子育ての両立。その後、子供の独立やキャリアの曲がり角や親の逝去。そして還暦を超えた昨今は、やはり健康面(なんかしら、みんな体調崩していたりして、「健康第一だね」といつもその話題になっています)。
人生のステージが変わるごとに、語り合うテーマも自然に変わっていく。
それを共有できる相手がいるということ自体が、本当にありがたいことです。