完全に脳疲労にやられました。
ワーキングメモリがパンクしているのに、それでもさらに無理に詰め込もうとして、とうとう体調を崩してしまったのです。
遡ること、ここ1年ほどの私。人生最大とも言えるチャレンジを次々にやってきて、自分、かなり頑張った。
なのですが。
”身体の不具合”とイキナリ向き合うこととなり、どうしたらいいのだろう??
そんな時に救いの手を差し伸べてもらった1冊が、樺沢紫苑先生の『集中力がすべてを解決する』
ご紹介します。
不調は突然やってくる
物事に懸命になっている時って、健康状態のことをつい蔑ろにしてしまいがちです。
本書の「はじめに」で書かれていることに「グサっ」ときました。
あれも、これも、やることが多い。いつも忙しい
時間がない。何かに追われている
まさにここ1年の私を言い当てているかの如し。
自分では「鬼集中」していたつもりでも、それって「真の良好な集中状態」とはほど遠くって、かなり気力だけで突っ走ってしまったのかもしれません。
不調は、突然やってくる…と、いうより、そうなるまでに気付けなかったということ、もしかしたら私だけでなく多くの人にあるのではないでしょうか。
ワーキングメモリのパンク
冒頭に書きましたとおり、その要因の一つは「ワーキングメモリのパンク」にある。
本書中のフレーズを借りると
脳のオーバーフローが作業効率を下げる
繰り返しになりますが、私自身は「鬼集中」していたつもりで、それなりに成果も上げられてきたとは自負するものの、実際には完全にパンクしていて。
重大なミスが発生したことは幸いありませんでしたが、結果、身体が悲鳴をあげてしまったということ。
具体的にお伝えしますと
- 企業の管理職(組織の責任者)
- ビジネス書著者デビュー
- ブロガー
- TikTok、インスタリール週3回更新
- セミナー講師デビュー
これらを常にやり続けてきて、日々の睡眠時間もせいぜい6時間くらいしか確保できず。しかも、企業人以外の役割をより広げていくために、常にスマホ三昧(SNS投稿、動画編集&投稿、オンラインセミナー参加etc. …)ある意味”八方塞がり”でした。
自分で決めて選んだこの生き方ですから、もちろんメンタリティ的には全然充実しているのですが、おそらく”完全脳疲労”
これでは元も子もありません。
正しい集中力を身に付ける
そんな苦しい状況の時に本書に出会いました。
今の私のように「ナンチャッテ鬼集中力」ではなく、正しい集中力を身に付けることで、心身共に健康で、尚且つ「ゾーン」にいることができる。
ゾーンとは?本書中から引用すると
今、その瞬間に完全に集中し、普段よりも高いパフォーマンスが発揮できる
そのためには、何を心がけたら良いのか。これからの目標を書きます。
本業(企業の管理職)においては、脳のゴールデンタイム(午前中)にコア業務をこなす:つい、朝出社したらメールチェックや書類対応などの単純作業を先にやろうとしていました。それらは後回しにして、企画書や困難な対外交渉業務を優先。
7時間睡眠と運動:帰宅後に「これは必ずやりたい!」という日々の情報発信活動(ブログ、メルマガ、動画、SNS)は日付が変わらないうちに終えるようにする。スポーツジムのパーソナルトレーニングに定期的に通う。
自己洞察力:脳は疲れていないのか?ワーキングメモリが低下しいていないか?自分の集中力が高く発揮できているのか?自問自答して、どこかに不具合あるようなら休む。
頭ではわかっていたつもりでも、実は全然できていなかった。
あらためて気付かせてもらいました。
最後にひとこと
実は、私が今立ち向かっている病気は「突発性難聴」です。
原因や確固たる治療法が昨今の最新医療でも解明されていないようで、寛解には苦戦を強いられていますがそれはさておき。
この本で教えてもらったことをやっていけば、きっと治る。
勝手に確信しています。
集中力がすべてを解決する 精神科医が教える「ゾーン」に入る方法/SBクリエイティブ/樺沢紫苑