「運命」って、なんだろう?
そうなることがあらかじめ約束されていた。偶然だと思ったことが、実は必然だった。
…色々解釈がありそうですが、元部下さん同士の結婚式に参列して、あらためて教えてもらいました。
今回は、そんなお話です。
新郎新婦からのメッセージに「運命」
披露宴会場に着席すると、それぞれのゲストに向けて、メッセージカードが添えられています。
新郎からのメッセージ「ねーさんには散々お世話になって、さらに、妻もお世話になるとは…。何か運命じみたものを感じました。こんなこと、なかなか無いですよね」
新婦からのメッセージ「共通の上司は、ねーさんだけです。とても嬉しいです」
そう。私はたまたま新郎の上司であった。そして、部署を異動したら今度は新婦が部下さんだった。
私の長い社会人人生でも、こんな偶然は初めてです。
新郎の言う通り、これって運命に違いない。そんな2人の門出に立ち会えることは、この上ない喜びでした。
会場の場所にも「運命」
一方、今回の会場は、たまたま息子の出身大学と真向かいに位置していました。
息子があっちこっち壁にぶつかりながら、8年間かけてようやく卒業することができた、お世話になったキャンパス。
彼が挫折の最中にいたとき、母の私は学内のチャペルにお参りに行ったものです。
「神様、どうぞ息子をお助けください」
その後、幸いにも人生をやり直すことのできた息子。今は社会人として張り切っています。
結婚式が終わって、ふとキャンパスを見やると。
神様にお礼をしていないことに気づきました。
今頃になってしまったけれど、あらためてチャペルに礼拝です。
この結婚式に出ていなかったら気づけなかった。これもまた「運命」なのだと思えました。
今日の一言
新郎新婦との運命。
結婚式会場となった場所と、息子の人生を支えてくれた場所との運命。
偶然ではなく、きっと必然。
気づかせてくれた元部下さんたちに、あらためて感謝です。