子育て。
それぞれの親に、それぞれのやり方があるんだと思う。
「こうしたら素晴らしいお子さんが育ちますよ」って、巷にそういう"教則"がイロイロあるのは知っています。
でもね。
子育てに「戦略」とかって、立てられないのよ。
親も自分の人生必死だし、子供も親の所有物じゃないし。
毎日、あるがままになすがままに向き合っていくのに、精一杯。
私の場合は。
仕事が大好きで、それが一番になっちゃってて、きっと息子には寂しい思いをさせたのだと思う。
それが原因だとは思わないけれど、我が息子、なんどもなんども壁にぶつかって挫折して。
親の私はその度にうろたえて、どうしていいか分からなくって、でも仕事にも行かなくっちゃならなくって。
今、振り返ろうとしても、どうやってそれを切り抜けたのか思い出せません。
何か起こる度にジタバタして事態を収めて。その繰り返し。かなり、イケテナイ。
つぎはぎだらけの子育てなんです。
でも、それしか出来なかったから。仕方ない。
一つ言えることがあるとしたら。
親だとか、妻だとか、娘だとか、関係なしに1人の人間としてドッシリ生きてきたということ。
そして息子は今、社会人として毎日を生きていて、健康である。
もう、それだけでいんじゃないかと。
親がどういう信念を持って子育てするか、じゃなくて、どういう信念を持って自分自身を生きるか。
子育てのやり方なんて、正解はないのです。
そして、親が正解だと思ったところで、子にとって同意ではないのです。