この4月に新社会人となった我が息子。翌月には一人暮らしをすると言って出て行った。
ヤレヤレ…と思っていたのも束の間。今度は長期出張に行くと連絡がきます。
予定期間は数ヶ月とのこと。
スーツケースに身の回りの物を詰めて旅立つというので、渡しがてら会うことにしました。
この3カ月。めまぐるしい変化に「親心」も付いていくのが大変。
借りたばかりのアパートはとりあえずそのままにしておくそうな。
「時々、郵便受け見たり、換気しに来てくれー」
はいはい。
学生時代はさんざん壁にぶつかって挫折の連続。
ようやく社会人となってその生活に馴染むのに精一杯だろうに、さらにストレス溜めやしないのか?
母としても、社会人の先輩としても、少々心配になる…。
そこで、質問をしてみました。
「仕事は楽しいかい?」
すると、
「うん」と即答が返ってくる。
それなら、大丈夫。
不安に思った…というのは、息子のことではなく、
自分が息子の背中を押しきれていなかった、その心の迷いからなのだ。
もう明後日には500㎞先に行ってしまうけれど。
「親心」も揺れっ放しで忙しいけれど。
心配することなかれ。
そう思えると、意外とその距離を感じなくなっています。