おはずかしい話で恐縮ですが、この一年間、息子のことで悩んでいたのですが、ありがたいことに、一筋の光をいただくことができました。
ずーっと家のなかにいた息子が9か月振りに、外にランニングに出掛けたのです。
息子が靴を履いた。息子が玄関から外に出た。
些細なことなのですが、玄関先で号泣してしまいました。
これも、苦しい時に助けてくれた皆様のおかげです。少しでも感謝をお伝えしたく、ブログに書かせていただきます。
親として無力でしかない 情けない
遡ること一年前に。
大学生の息子が突然、どこかへ行ってしまいました。どこにいるかはまったくわかりません。
きっと何かに悩んでいたのだろう。でも、情けないことに、何も思いあたりません。
それまでの24年間、小さな挫けはもちろんありましたが、進学して、就活も順調に進んだらしく希望の会社から内定をいただき、お祝いしよー。って、そういう矢先でした。
こんな役立たずの親、いないほうがいいのかも。
でも、毎日仕事に行かなければいけないし、生きていかねばならない。
救いを求めてネットにいろんなキーワードを入れて必死で検索して…そして出会った素晴らしい師匠と友人たち。藁にもすがる思いでした。
素晴らしいお師匠さんたちから教えていただいたこと
今を生きる。
親が楽しく生きることが子どもへのギフトになる。
八百万の神様に感謝する。
自分にOKを出して前に進む。
変えられないのは過去と他人。変えられるのは自分と未来。
起きたことのすべては意味がある。
受容する。
共感する。
傾聴する。
…etc.
師匠たちから、数えきれない宝の言葉を授けていただき、
おかげさまで、日々をワクワクと過ごしていかれるようになりました。
そして、半年ほど経った後に、突然に帰ってきた息子。
何かに悩んでいるようですが、ほとんど何も語ろうとしません。
けど。
息子が家のなかにいる毎日。それも、楽しくていいじゃない。って思えるようになりました。
9か月ぶりのランニング
時を同じくして、会社での仕事も突然大きな変化がありダブルパンチです。
けど。
今を生きる。
起きたことのすべては意味がある。
…etc.
って、オープンマインドでとらえることにしました。
その結果、毎日の仕事時間がかなり自由にコントロールできるようになり。
今日は早く帰るね。っと昨日朝息子に伝えて、帰宅したら「夕ご飯にこれが食べたいなー。」の息子リクエストにそって料理して。ここのところの、いつもの毎日です。
したら突然、「走ってくるわ。」
えーっ。雨降ってるよ。寒いよ。って言いながらも、9か月振りに外に出ようとしている息子の姿に涙が止まらなくなってしまいました。
無人となった息子の部屋
ドキドキしながら待っていると、30分ほどして帰ってきました。濡れたTシャツも帽子も靴下も すべてがありがたい
ほんとうにありがとうございました
これからどういうふうに進んでいくかはわかりませんが、
息子へ。きみは大丈夫。これだけは、確信をもって言えます。
皆さま、ほんとうにありがとうございました。