毎日忙しく働いているのに、なぜかお金は増えない。
むしろ気づけば、心にも生活にも余裕がなくなっている。
「こんなに頑張っているのに、どうして?」
そんな思いを一度でも抱いたことがある人に、ぜひおすすめしたいのが
『限界OLから年商1億円を突破した社長が教える 「お金のある人生」を叶える習慣 』
ご紹介します。
限界OLから年商1億円へ。著者のリアルな原点
本書の著者・三浦さやかさんは、かつては会社員としてご勤務されていた方。
がむしゃらに働き続け、それでも手取りは20万円台。
努力すれば報われると信じて頑張っているのに、現実はなかなか変わらない。
そんな中で、息子さんの「留学がしたい」という言葉が、人生を見つめ直す大きな転機となったそうです。
副業から始めた「おしゃべり起業」は、少しずつ形になり、本業へ。
今では年商1億円を突破し、その考え方や在り方は日本だけでなく海外にも広がっています。
けれど本書は、「特別な才能があったから成功した」という話ではありません。
むしろ、普通に働き、悩み、迷ってきた過去があるからこそ、多くの人に響く内容になっています。
「これはNG」「これはOK」対比だから腑に落ちる
この本がとてもわかりやすいと感じた理由は、
「仕事観」「稼ぎ方」「お金の使い方」「世の中の見方」「習慣」という5つのキーワードを軸に、
これはNG
これはOK
と、考え方を対比させながら解説してくれている点です。
読み進めるうちに、
「自分は知らず知らずのうちにNG側の思考を選んでいたかもしれない」
「でも、これなら少しずつ変えられそう」
そんな気づきが自然と生まれます。
成功論や根性論ではなく、日常に落とし込みやすいのも大きな魅力。
特に印象に残ったのは、
お金を増やすテクニックよりも前に、お金持ちの“考え方”を知ることが何より大切だと繰り返し伝えている点でした。
好き・得意は自分で決めるものではなく、人に聞いて理解すること。
お金は感覚ではなく、仕組みで管理すること。
そして、自分のためだけでなく、人のためにこそ時間とお金を使うこと。
どれも一見すると些細なことかもしれません。
けれど、その積み重ねが、数年後、十数年後の人生に大きな差を生むのだと感じました。
実体験があるからこそ、言葉に信頼がある
私は著者の発信を以前から見ていて、だからこそ、この本に書かれている言葉は、「きれいごと」や「成功者の後付け」ではないと感じます。
ご自身が悩み、立ち止まり、試行錯誤してきたからこそ生まれた言葉が、一つひとつ丁寧に綴られています。
毎日一生懸命働いているのに、
将来に対してどこか不安が拭えない人。
「このままでいいのかな」と心のどこかで感じている人。
この本は、そんな人に「まずは考え方から整えてみよう」と、やさしく語りかけてくれます。
お金を追いかける人生ではなく、
お金との素敵なお付き合いをしながら、人生そのものを楽しんでいく。
その第一歩として、静かに背中を押してくれる一冊。ぜひお手に取ってみてください。



