映画監督・デヴィッド・リンチ。「マルホランド・ドライブ」「イレイザーヘッド」「ツイン・ピークス」等、名作多数。
本作は、もともと、”アーティストとしてご自身の生き様を紡いできた”とリンチ監督自身のナレーションで語りつくす、希少なドキュメンタリー映画です。
アートからフィルムへ
幼少時の家族の様子から始まり、問わず語りにご自身の年譜を披露。
折々、アトリエで取り組んでいる作品も散りばめながら。
青春の最中、アーティストからフィルムへとたまたま転換を図るにいたった『イレイザーヘッド』。
周りから、何の意味があるんだ?といぶかれながらも、「楽しかった」と振り返られていて、これがエンディングメッセージにもなっています。
アートと娘
本作では、様々なアートを作成しながらリンチの語りが進んでゆきます。
作品も奇抜なものばかり。
なんだこれはー!と驚嘆の一方で、
名監督が、幼少の娘さんとその時を過ごしている姿が、なんだかホッコリします。
名作リバイバル
映画館・渋谷アップリンクではこの後、「マルホランド・ドライブ」や「イレイザーヘッド」などの不朽の名作を上映予定のようです。
リンチ監督のアートライフを垣間見てから、それぞれの作品を観てみるのも楽しみです。
今日の一言
本作の鑑賞会として、師匠の樺沢紫苑先生と、幹事のフリーライター・山口拓朗さんのイベントに先週参加させていただきました。
ワタシは残念ながら仕事の都合で、上映には間に合わず。
その後の懇親会で、樺沢先生や拓朗さんが解説してくれる、リンチ監督の精神世界。ご参加のみなさまの感想もお聴きできたうえで、本日観ることができました。
リンチ作品は、「エレファント・マン」しか観たことのなかったワタシですが、まずはリンチ・ワールドの解説をお聴きし、映画を観て、さらに、その後名作を鑑賞して。
こんな”逆バージョン”もまた、よろし。
映画の楽しみって本当に奥深いですw