こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
「なんで伝わらないんだろう…」「同じことを何度も説明しているのに」そんな風に、部下さんとのコミュニケーションに悩んでいませんか?
実は私も、ここのところ部下さんになかなか上手く伝えられないことが続いて、悶々としていました。そんな時にふと思い出したのが、7年前に研修講師の方から教わった印象的な言葉です。
それは
【自分と人は絶望的に違う】
解説します。
なぜ部下に伝わらないのか?コミュニケーションの根本的な問題
管理職として日々部下さんと接する中で
「普通、そうだよね」
「言わなくても分かっているだろう」
「これが前提なのだから」
…etc.
つい、こんな風に自分のモノサシを基準にして話してしまう。でも、なぜか相手には全然伝わらない。
実は、これこそがコミュニケーションが上手くいかない根本的な原因なのです。
この記事を読むことで得られる3つの変化
この記事を最後まで読んでいただくと、以下のような変化を実感できるはずです:
- 部下さんの価値観に寄り添ったコミュニケーションができるようになる
- 「伝える」ことの本質を理解し、より効果的な対話ができる
- 上司と部下の関係性を見直し、真の信頼関係を築ける
「自分と人は、絶望的に違う」という真実
私が尊敬する研修講師の方から教わった、この言葉。最初は正直、ショックでした。
でも、よく考えてみると、これって当たり前のことなんですよね。育った環境も、経験も、価値観も、みんな違う。だからこそ、コミュニケーションがあって、だからこそ、そこに心をこめることが大事なのです。
自分のモノサシなんて、所詮独りよがりだし、たまたまそこに共感してくれるお相手がいたとしても、それはホンの偶然に過ぎません。
お相手との関係性が例え上司と部下だったとしても、友人同士だったとしても同じで、そこには決して優劣は無い。
だからこそ、自分の伝えたいことを、より、お相手の価値観に落とし込んで発することができるのです。
真心込めたコミュニケーション術:5つの実践ステップ
それでは、あらためて「真心込めたコミュニケーション」には何が大切なのでしょうか。
5つの実践ステップでお伝えします。
ステップ1:「絶望的に違う」ことを受け入れる
まずは「自分と相手は根本的に違う存在である」ことを心から受け入れましょう。これは諦めではなく、コミュニケーションのスタートラインです。
ステップ2:相手の価値観を理解する努力をする
部下さんがどんなことを大切にしているのか、何にモチベーションを感じるのか。日頃の会話の中から、その人なりの価値観を探ってみましょう。
ステップ3:自分の伝えたいことを「翻訳」する
自分が伝えたいメッセージを、相手の価値観に合わせて「翻訳」してみる。同じ内容でも、伝え方を変えるだけで驚くほど響き方が変わります。
ステップ4:関係性に優劣はないことを意識する
上司と部下という立場があっても、コミュニケーションにおいては対等な人間同士。相手を尊重する気持ちを忘れずに。
ステップ5:上手くいかない時は原点に戻る
学んだことを心に留めていても、つい気が緩むと自分のモノサシに戻ってしまう。でも、それは人間らしいこと。上手くいかなかった時にこそ、「自分と人は、絶望的に違う」という原点を思い出しましょう。
お恥ずかしながら、この講師から学んだことを心に留めてやってきているつもりでも、つい、気が緩んでしまうと、自分の物差しに立ち戻ってしまって、そんな試行錯誤の繰り返しです。
でも、上手くいかなかった時にいつも、この「自分と他人は絶望的に違う」という言葉を思い出します。
最後にひとこと:あらためて真心込めて
「自分と人とは、絶望的に違う」
だからこそ、私ならでは伝えることを、真心込めてコミュニケーションしていこう。
日頃の対話でもプレゼンでも、ぜひ心していきたいものです。
部下さんとのコミュニケーションに悩む管理職の人たちへ。この記事が参考になったら幸いです。