こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
2024年5月に「育児・介護休業法」が改正され、2025年4月から施行となります。
現在の部署ではたちまちこの改正に直面する可能性のある部下さんはいませんが、主旨は
・子どもの年齢に応じた柔軟な働き方を実現するための措置の拡充
・介護を理由とした離職防止のための仕事と介護の両立支援制度の強化
…などといった点。
詳しい解説は専門家に委ねるとして、
この記事では、行きつけの美容室で店長さんと話す機会があって、そこで教えてもらった”育児休業から復職する部下さんへの取り組み”を紹介させてもらいます。
ポイントは【現場の生の声を元に、より思考を柔軟に対応】です。
20年来お付き合いの美容師さんと、管理職ネタで盛り上がる
実はこの美容室、うちの近所に開店した時から通っていて、もう、20年来のお付き合い。
私の担当はTさん(男性)という方です。
当時アシスタントとして「シャンプー係」がメインだったTさん。まだ独り立ち前だったので、別の美容師さんが担当でしたが、その後私の担当になってくれて、しかも今では立派な店長さん。
そのこと自体もとても感慨深いですが、何しろ私、超お馴染み(図々しい言い方をするならば、超お得意さん)で拙著を出版したときにお店に献本させてもらったこともあって、ヘアカットやカラーをしてくれている間、もっぱら「管理職ネタ」で盛り上がることが多いです(笑)
奥様の意見を聞いてピン!ときたことを実行
Tさんも子育て中パパで、奥様も美容師さん。
美容師さんは子育てと仕事の両立きっと大変なんだろうなぁと思います。
土日祝が休みではない(保育園がやっていない時に仕事しなければならない)、立ち仕事で体力も必要…などがその理由です。
Tさんに「育児休業から復職する美容師さんとの接し方で、どんな工夫をされていますか?」と聞いてみました。
美容師とて基本は会社員(美容室を経営している会社に雇用されている)という場合が多いだろうから、いろいろな就業規則に縛られることもあるでしょう。
育児中社員に対して時短勤務などの制度があったとしても、「フルタイムでなくとも、◯時間は勤務必要」という定めがメインとなります。
Tさんは奥様と話をされている中で「◯時間は必要」という点がプレッシャーなのだお聞きになったとのこと。
そこで、ご自身の部下さんに対してこの縛りを撤廃したそうです。
現場の生の声を元に、より思考を柔軟に対応
もちろん、会社の就業規則上では明確化されていなかった点のようですが、正社員に拘らずとも契約社員やアルバイトや雇用形態は自由度があるから。
え?それって、会社から合意を得てるんですか?
と聞いたら「いいえ。でも、店長に裁量が委ねられている点があって、そこを”拡大解釈”してやっています」とニッコリ笑って答えてくれます。
なるほどーー。
現場の生の声(奥様の実際の声)を元に、より思考を柔軟に対応する。
実際に、我が美容室店舗は他店舗に比べて、育児休業から復職して活躍している美容師さんの人数が多いそうです。
最後にひとこと
弊社で同じように取り組むことができるのか?というと、色々と障壁はありそうなものの、Tさんのこの、「より思考を柔軟に」という点は大いに参考になりました。
何よりも。
日頃お世話になっている美容師さんと、こんな仕事談義ができるのもとてもありがたいものです。